「本当は主役になりたくない」のに「周りがそう思っている気がする」結婚式に潜む無意識の思い込みに焦点を当てた意識調査
LINEでできる式場探し『トキハナ』を運営する株式会社トキハナは、結婚式に潜む無意識の思い込みに焦点を当てた意識調査の結果を公表した。
この調査から、結婚式を挙げる当事者と、それを見守る周囲との間に存在する価値観のギャップが明らかになった。
「主役になるべき」と考える人は約6割
20代から50代の男女332人を対象に行われたこの調査では、「結婚式=新郎新婦が主役になるべき」と考える人は59.6%と、過半数を超えた。
特に50代以上の世代では、その割合が7割近くに達したという。
一方で、過去にトキハナが実施した別の調査では、実際に結婚式を挙げた若者の54.3%が「主役になるのは嫌だ」と感じていることがわかっている。
今回の調査結果と合わせると、世間一般と当事者である若者との間に、大きな価値観のギャップが存在することがうかがえる。


変化しつつある価値観と根強い思い込み
「花嫁は白いウエディングドレスを着るべき」と回答した人は36.0%、「バージンロードは父親と歩くべき」と答えた人は31.2%となり、従来の価値観が絶対的なものではなくなってきている様子が見て取れる。
しかし、「結婚式は儀式的な慣習にのっとるべき」という設問に対しては27.8%しか「そう思う」と回答しなかったのに対し、「白いドレス」については36.0%が肯定するなど、具体的な慣習については無意識に賛同してしまう傾向もあるようだ。


“空気感”が結婚式の自由を縛る
今回の調査で注目されるのは、「自分はそう思っていないが、周囲の人は“結婚式=〇〇すべき”という価値観を持っていると思う」と回答した人が44.2%にのぼった点。
実際にはどの設問でも肯定的な回答は3〜6割程度で、誰もがそう考えているわけではない。にもかかわらず、「周りがそう思っている気がする」という“空気”としての価値観が存在し、当事者の自由な選択を縛っている構造が可視化された形だ。
トキハナは、こうした調査結果を踏まえ、業界としての変革の必要性にも言及。今後も新しい選択肢を発信していくとしている。

調査概要
・自社サンプリング調査
調査期間:2025年8月4日〜8月8日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:結婚式を実施した20代〜50代の男女
有効回答者数:332名
回答者の属性:【性別】男性50.0%、女性50.0%
【年代】20代:25.0%、30代:25.0%、40代:25.0%、50代:25.0%






