日本人、「4人に1人」がeスポーツを視聴しYouTubeでの観戦が日常化している実態が明らかに。Casumba Media Ltd.の調査

Casumba Media Ltd.が実施した調査によると、日本人の約4人に1人がeスポーツを視聴しているという結果が出た。

高校生大会や配信の盛り上がりを背景に、かつてはニッチな娯楽とされていたeスポーツが、日常的なエンターテインメントへと変化しつつあるようだ。

週に一度は観戦する習慣が定着しつつある視聴者層

調査データによれば、eスポーツ視聴経験者のうち3分の2が「月に1回以上」視聴しており、さらに40%は「週に1回以上」視聴しているとのこと。

単なる一時的な流行や偶然の視聴ではなく、定期的に楽しむコンテンツとして生活に根付き始めているのかもしれない。

特定のリーグや人気配信者を応援するファン層が形成され、継続的な視聴習慣につながっていると言えそうだ。

日本人はどのくらいの頻度でeスポーツを視聴しているのか?

© Casumba Media Ltd.

圧倒的なシェアを誇る動画プラットフォームとリアルイベントの広がり

視聴に利用されるプラットフォームでは、『YouTube』および『YouTube Live』が約8割という圧倒的なシェアを占めているらしい。

ライブ配信や切り抜き動画、クリエイター同士のコラボレーションなど、多様な形式でコンテンツが消費されているようだ。

一方、リアルイベントへの参加状況にも変化が見られるという。

男性の参加率が高いものの、女性もショッピングモールや大学などで開催される地域密着型のイベントへ足を運ぶケースが増えているとのこと。

性別を問わず、観るだけでなく体験するエンタメとして受容され始めていると言えるだろう。

eスポーツ視聴者が最も利用しているプラットフォームは?

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eスポーツのリアルイベントに参加しているのはどんな人?

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家庭内でも薄れつつあるeスポーツへの抵抗感

家庭内におけるeスポーツへの認識も変わりつつあるようだ。テレビや他の動画コンテンツと同様に扱われ、抵抗感を持つ人は少数派になっているという。

日本のトッププレイヤーたちが世界大会で活躍していることや、国際的なイベントの開催も、こうしたポジティブな受容を後押ししているのかもしれない。

eスポーツは今後も、身近な娯楽としてさらなる成長が期待される。

調査方法

本調査は、セルフ型アンケートツール「Freeasy」を通じてオンラインで実施された2段階方式のアンケート調査です。

事前調査:スクリーニングアンケート(N=1,000)
 調査実施日:2025年9月11日(日本国内)
 eスポーツの認知度、視聴頻度、リアルイベントへの参加経験、家庭内での受け止め方、eスポーツを「スポーツ」として捉えているかどうかなどを質問し、結果を男女別に集計しました。

 

本調査:フォローアップアンケート(N=89名、eスポーツ視聴経験者)
 調査実施期間:2025年9月26日〜10月1日(日本国内)
 このアンケートでは、使用プラットフォーム、好まれるコンテンツ形式やジャンル、最近の支出状況、eスポーツベッティングに対する認知・関心など、より詳細な項目を調査しました。

Top image: © Casumba Media Ltd.
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