切ない「初恋」から学んだ、人生で大切なこと
初恋は、どんなに時間が経っても美しく、ちょっぴり切ない思い出。そんな誰にでもある淡い記憶を「Elite Daily」の女性ライターSheena Sharmaさんが記事にしています。失敗から学ぶのは、なにもビジネスやスポーツだけじゃありません。恋愛だって同じです。さっそく、彼女のコラムを見てみましょう。
初恋のことは、今でもはっきり憶えています。一緒に素晴らしい時間を過ごし、お互いたくさん成長しました。でも、私たち二人は若くて無鉄砲で…。それが最大の過ちでもあったのです。
恋が終わった後のあの無力感。当時は「絶望」という言葉だけでは説明しきれませんでした。ただ、今になってようやく、その結末は彼の、そして私の「若さ」と「愚かさ」が原因だったのではないかと思うようになってきたのです。
「本当はもっと同じ時間を過ごすことができたはずなのに…」。今、大人になった私は、当時の自分に腹を立てたりするようなことはありません。若すぎた私たちには、最初っから未来を見越す目など持っていなかったんです。人生のなかで恋愛を繰り返し、様々な経験を通して、愛することをもっと深めていくんだと思います。私がそう考える理由を紹介したいと思います。
少年から青年、
そして大人の男性へと
男性はたったひとりの女性ではなく、多くの女の子を求めるもの。どうしても欲望に支配され、目の前にあるスリルと自己満足を追いかけてしまいがちです。
しかし年齢を重ねていくとともに、男らしさは「数字で表せない」ということに気づきます。言葉や態度、守るべき存在への揺るぎない献身的な気持ちを学び、誰もが青年から大人の男性へと成長していくのです。
幼い頃の冒険のように…
子どものころ、とにかく刺激とスリルを求めて、毎日を過ごしてきたはずです。未開へと一歩踏み出すたびに、あなたの周りには驚きと発見の連続があったはず。それはまさに、子どもながらの大冒険。成長しても、冒険がどれほど人生に刺激と感動を与えるかは言うまでもありません。
つまりは「絆」を築き上げることなのです。冒険へと一緒に踏み出すことで、彼女の気持ちが手に取るように分かってきたり、笑顔だけでも幸せに過ごせることが分かってくるはず。
大切なのは
目に見えない奥深さ
価値あるものについて、仲間と語り合った日々。でも、若いころの経験は、大抵が表面的なものだったりします。本当に大切なことを手に入れるのは、とても難しいこと。だからそれに触れることを、人は怖れているのです。
今までは「あとでなんとかする」なんて、先延ばしにしていたかもしれません。でも5年後、10年後、そして15年後…。大人の問題に正面から向き合わなければいけなくなります。そして、あなた自身を無条件に愛する人へと、救いの手を差し伸べてあげられることに誇りを感じるでしょう。
逆境に直面した時こそ
誰かの助けが必要
子どものころは、何より親友が大切な存在。まだ自分とはいったい何者であるかを正確には理解していません。だから、彼らのことを心から信頼するしかないんです。逆境に直面したとき、親密な関係が救ってくれることに気付くでしょう。
そして、最終的には「誰かに心を開くこと」が必要です。
大人になるにつれて、人はこういった準備ができるもの。必要に感じるだけではなく、手に入れたいとさえ思うはずです。しかし、時間はコントロールできません。こうして大人に成長する中で、きっとまた誰か他の人を見つけるはず。
そして、ある日また出会うことがあったら、私はその初恋を懐かしく思い、彼の幸運を願うことができると信じています。