年間読書量300冊の本好きが、「紙」よりも「電子書籍」を選ぶ5つの理由

profile_kabasawa沢紫苑/Zion Kabasawa精神科医、作家。札幌医科大学医学部卒。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務。米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。メールマガジン、Twitter、Facebookなど、累計40万人以上のインターネット媒体を駆使し、精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。

最近、私は読む本の約3分の1が電子書籍になっています。安く、早く、たくさん読めるからです。実際、Kindleを使うようになってから、読書量が2割は増えました。ここでは自著『読んだら忘れない読書術』から、電子書籍のメリットを紹介します。

01.
やっぱり最大のメリットは
いつでもどこでも持ち運びが楽!

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電子書籍の最大のメリットは、「持ち運びが楽」ということ。例えばKindleペーパーホワイトでは4000冊まで本を保管できます。また、当面読まない本を端末上で削除しても、クラウド上に保管されているので、好きなときに再ダウンロードできます。

つまり、電子書籍端末を持ち歩いているということは、自分の蔵書全てを持ち歩いている、自分専用の図書館を持ち歩いているのと同じ。移動中に読んでいた本を読み終わった後、読むべき本がない、といったことは絶対に起こらないのです。旅行中もスーツケースに何冊も本を入れると重くなってしまいますが、電子書籍端末なら、そんなことはありません。電子書籍の登場によって、重たい荷物を運ぶ苦労から解放されました。

02.
たとえ数千冊以上あっても
本の保管場所に困らない

私は年に300冊以上読書するので、蔵書数は何千冊あるかわからないほど。保管場所だけで相当なスペースをとります。本の整理・処分を定期的に行っていかないと、部屋の中に歩く場所もなくなってきます。本を処分するというのは簡単そうですが、100冊の本を処分するのはかなり大変です。「本好き」にとっては、本に対する愛着もありますから、「捨てる」というのは心理的にも辛い作業です。

そんな中、本を捨てなくてもいいというのが、電子書籍の凄いところ。本を整理したり、本棚や物置に移動したりする手間も必要ありません。購入して、読んだらホッタラカシ。 もう本を捨てなくていい!電子書籍であれば、購入した本をずっと保管できる! これは本好きにとっては、本当にありがたい、物凄いメリットなのです。

03.
本を探す手間がはぶける!

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「あの本、どこにあったかなあ」と探してはみたものの、見つからないという経験はありませんか?私のように膨大な蔵書を保有していると、そうした「探す」という時間の無駄がよく発生します。最悪なのは、必要な本がいくら探しても見つからず、もう1回購入する、というパターンです。時間とお金、ダブルの損失です。
一方、電子書籍であれば、必要な本を一発で検索できますから、「本が見つからない」「本を探すのが大変」「本を探すのに時間がかかる」という煩わしさから解放されます。また、外出中であっても、手元の端末を開き、チェックすることが可能です。

04.
指1本でマーカーが引けて
より内容が記憶に残る

私は紙の本を読む場合、本にマーカーでラインを引きながら読んでいます。でも、荷物を持った状態で満員電車に乗ると、片手しか使えず、またスペース的な問題から「マーカー読書術」ができないのです。

そんな問題でさえ、多くの電子端末の場合、「ハイライト」機能によって解消されます。指でなぞるだけでラインを引くことができ、非常に便利です。カラーに対応した端末であれば複数の色を選べ、また、ハイライトした部分を一覧にして、「名言集」のように見返すこともできるので、復習も簡単です。本を読んだ後に、ハイライト部分だけを1分ほど読み返してみる。それだけで、「アウトプット1回」に相当しますから、より記憶に残りやすくなります。

ラインが簡単に引けて、復習も簡単にできる。これは、電子書籍で読書をする大きなメリットのひとつといえるでしょう。

05.
本+電子書籍の二刀流で
読書がより効果的に!

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私は、外出するときは必ず紙の本を1冊カバンに入れるようにし、電車の中などで読んでいます。普通のビジネス書ならば2時間かからず読み終えることができるので、帰りの電車で読む本がなくなることも。かといって、カバンに2冊入れると、ボリュームもあるし、重さも出てしまいます。

そこで私がやっているのは、Kindleの活用です。紙の本1冊とKindleをカバンの中に入れておくのです。帰りの電車では疲れていて、かたいビジネス書を読みたい気分ではない…。そんなときも、電子書籍であれば、たくさんの本の中から今一番読みたい本を選んで読むことができます。

紙と電子書籍の二刀流で読書する。スキマ時間を無駄にしないという意味と、記憶力を高めるという二重の意味で、効果的な読書術といえます。

読んだら忘れない読書術
コンテンツ提供元:サンマーク出版