【TABI LABO × #かくめい】世界最先端×最古の旅「ホースキャラバン」のいま
僕らはこの世界にいる。そして自らの選択次第で自由な生き方は実現する。
ホースキャラバン。それは何千年も前から変わらない移動手段、馬で旅する、「世界最古の旅」のかたちである。
そして、このプロジェクトを進行させるのが#かくめい。
「世界最古の旅」を、現代版としてアップデートし、ネットを通してドキュメンタリー配信している。
■旅をする理由は、根源から世界を眺めるため
観光ツアーでもテーマパークでも何でも無いこのプロジェクト。最大の特徴は「場所」も「人」も、全てが更新されていくことで成り立つ「移動循環型コミュニティ」であるということだ。15年の歴史の中で、世界中の500名を超える有志たちが参加してきた。
■実際、馬で移動するとどのような風景が見えてくるのだろう?
ホースキャラバンも、ただの言葉にしてみれば簡単に見える。馬を買って、人集めて、田舎を移動しているんでしょ?と 誰にでも出来そうなイメージだ。しかし、キャラバンにも幾つかの異なる生活リズムがある。
1. キャンプする日々
ホースキャラバンにとってのキャンプは「日々の生活のベース」だ。日頃の喧噪を離れ楽しむレクリエーションでもなければ、「定住」という暮らし方でもない。彼らは仕事とプライベートに境界線がない。
2. 移動を開始する日(X-day)
キャンプの日々から、待ちに待ったその時、出発日の日の出と共にグループのエネルギーは一気に最高潮になる。新たな場所を目指して彼らは馬に乗り、どこまでもゆく。
3. 移動の日々
「その場」から移動することは、今以外のすべてを置き去りにして先に進むこと、いらない物をすべて省くこと。その日事足りる最低限かつ最上の衣食住が保たれればいい…「生きてるだけ。」そこまでシンプルなこと、我々の生活では想像できないかもしれない。
4. ショーをする日
旅の途中で先住民の町につくと、外国人と生まれて一度も会ったことのない彼らは、驚きと、不思議でいっぱいな顔で出迎えてくれる。彼らといい関係をつくるためにショーをするのがホースキャラバンの醍醐味だ。
ホースキャラバンで過ごすときは、人生にとって本当に大切な時間とは何かを常に探している状態。一瞬一瞬「イマココ」を味わう感覚の鋭さが芽生えてくる。
■生きるためのヒントがつまった「ホースキャラバン」
いまやSNSを通じてブランド化した個人は、同じ興味を持つ個人を引き寄せ、独自のコミュニティを生み、繋がってきた。
この流れから、僕たちはいまだかつてない、コミュニティに所属する自由や、働く自由を手に入れている。
そんな今こそ、生きることを内包するコミュニティは、必要不可欠になるはず。 古来から続く旅の手段<ホースキャラバン>には「移動循環型コミュニティ」というヒントが隠されていたというわけだ。
「TABI LABOは、映像作家・工藤真工さんと、写真家・鯉谷淑敬さんのメキシコ ホースキャラバンの旅を応援します。新しい旅の形を、そしてリアルな様子を多くの人にインターネットを通して届けていきたいと思います。今後も、これからの旅をリアルタイムで発信していきますので、TABI LABO×ホースキャラバンを応援してください。参加したい方やみなさんのご意見もお待ちしてます」 ーTABI LABOより
All photographs taken by Yoshihiro Koitani