【悲しい現実】国内で増加する「ファミレスベイビー」を知っていますか?
ポリ袋に入った乳児の遺体がゴミ捨て場から見つかった、女子高生が自宅のトイレで出産し、生まれたばかりの赤ん坊を窒息死させた…。
赤ちゃんの遺棄事件のニュースが流れるたび、もしも誰かが手を差し伸べていたら。そう思わずにはいられません。この問題を解決しようとあるプロジェクトが進行中です。
ファミリーレス=家庭がない
赤ちゃんをこれ以上増やさないために
本来であれば、温かい家庭生活のなかで、子どもを育てたい。しかし、以下のようなやむを得ない事情で実現困難な妊娠中の女性がいるのです。
・風俗で働いていて、保険がない。
・ホームレスで、ネットカフェに泊まっている。
・レイプされてしまって、誰にも言えない。
・まだ学生で未成年。どうしていいのかわからない。
・一緒に育てようと言っていた男性がいなくなった。
・妊娠したとたん、夫が暴力をふるいはじめた。
・どうしても産みたいのに、無理やり中絶させられそう。
1人で出産するのは心細い…
妊娠中の女性を全力でサポート
ロング朋子さんが代表を務める社団法人ベアホープでは、ファミリーレスな(家庭がない)まま赤ちゃんが生まれてくることがないよう、全力で妊娠女性のサポートをしています。この一年間で100件以上ものメールや電話で妊娠の相談が寄せられたといいます。
■具体的な支援内容とは?
ベアホープでは、必要に応じて相談者の住む場所を探し、未受診の妊婦を受け入れてくれる病院を探し、行政の支援につなげるようサポート。時には司法の専門家の助けを借りることもあります。
「1人で出産するのは心細い」
時には、そんな不安を抱えた女性の出産に立ち会うことも。
「どんなに困難なケースでもネットワークを駆使して、赤ちゃんや子どもたちがファミリーレスにならないように、サポートしていきたいと願って活動しています」と、ロング朋子さんは語ります。
ベアホープの助産師が赤ちゃんを抱っこ。「生まれてきてくれて、ありがとう!」と、感動がこみあげてきます。
ベアホープの目の前には、まだまだ助けを求める妊婦さんが数多くいます。誰かが活動をサポートすることで、間接的にではありますが、妊婦や母親を助けることが可能です。
しかし、活動を継続させていくための資金は不足しています。現在、クラウドファンディングサイト「READYFOR」のコチラのページで資金を募っています。小さな赤ちゃんたちの明るい未来のために。心が動いた人は、ページを見てみてください。
コンテンツ提供元:READYFOR