男性は、女性の「美しさ」よりも「賢さ」を重視しつつある(研究結果)
「European Review of Social Psychology」に掲載されたノースウェスタン大学とインスブルック大学による研究・統計によれば、男性のパートナー選びの基準が、「美しさ」よりも「賢さ」を重視するように変化しているのだとか。
研究者が紹介した、3つの要素は以下のとおり。
01.
男女平等化によって
価値観が変化した
国ごとの文化を調査した結果、男女平等な社会基盤がある国であるほど、「稼ぐ男性」や「若く美しい女性」が価値として重要視されない傾向にあったそうです。
例えば、ジェンダーフリーな社会基盤があるフィンランドの男性は、教養のある女性に対して、より興味を示したそう。
02.
「共働き」が増えた
研究によれば、「一家の稼ぎ頭」や「専業主婦」は減少中。例えば、アメリカでは18歳未満の子どもを持つ母親の70%が働いています。さらに、共働きしている家庭の38パーセントにおいては、妻のほうが夫よりも収入が多いとのこと。
03.
パートナー選びの基準が
多様化している
研究に携わったEagly氏は、こうコメントしています。
「今は、生活を支えるために共働きするのが当たり前の時代です。多くの男性が、より高い賃金を得られる、教養のあるパートナーを求めるようになっています。そして、魅力的な女性のために、男性が容姿や家事のスキルを磨くことも考えられます」。
「SAGE journal」 に掲載された2013年の統計では、専業主夫が増えていると言われていました。極端な例とも言えますが、子どもをベビーシッターに預けるかわりに、夫に家事や育児を依頼するキャリア思考の女性が増えていたとも。
キッチン男子やイクメンが注目されるのも、暮らしが多様化した結果なのかもしれませんね。
Reference:European Review of Social Psychology,SAGE journal.
Licensed material used with permission by The Science Explorer.