「アイデアが生まれるオフィス」の作り方7ヶ条
「アイデア」は何もクリエイティブ系の人たちだけのものではありません。あらゆる仕事にとって、それこそが明日の仕事を作り、みんなを幸せにするキーワード。では、どうすればアイデアが頻繁に生まれる環境を作れるのでしょうか?
アイデアは
ヒラメキの賜物ではない
ヒラメキの賜物ではない
この前提がとても大切なんです。ある日突然ひらめいたり、どこかから「降りてくるもの」と思われがちですが、実はそうではありません。アイデアとは、様々な知識と経験が結びついた結果、形をなすもの。そして、とある課題と真剣に向き合って考え続けた人だけが、その「結びつき」を発見できるものなのです。
とかくアイデアを出せるか出せないかは個人の資質の問題と捉えられがちですが、上記のように考えれば、意識してオフィスを「アイデアが生まれる環境」にすることだって可能ですよ。以下の項目をチェックしてみましょう。
01.
「仕切り」を作らない
仕切りのないオープンなオフィスでは、社員同士の小さなコミュニケーションが生まれます。それは常に「新しいアイデアの種」が撒かれている状態。中には「オープンなオフィスは集中力が下がる」という意見もありますが、「アイデアを生む」ことにフォーカスした場合、オープンなオフィスに軍配が上がるでしょう。皆さんが想像するような、海外のあの有名企業やあの有名企業も、オープンなオフィスは多いんです。
それに、頑張っている同僚の姿に刺激されたり、お互いくだらないことで笑い合えたり、自然と活気が生まれるオフィスの方が魅力的だと思いません?
02.
社員が帰るのが早い
しっかりと自分のタスクをこなしていれば、さっさとオフィスを離れられる雰囲気のあるオフィスには、たくさんの「アイデアの種」が集まることでしょう。社員それぞれが会社以外のコミュニティと触れ、趣味に打ち込んだり、映画やライブを楽しんだり、仕事とは違った視点のインプットが増えるからです。
時には大事なプロジェクトのために遅くまでオフィスに残らなくてはいけない時もあるでしょう。そんな時は、やっぱりホッと一息つける場所があるオフィスがいいに決まっていますよね。
03.意見が否定されない環境を
よく、「会議室では良いアイデアが生まれない」などと言われますが、それは嘘です。アイデアが生まれないのは決して会議が悪いわけではなく、出た意見を最初から否定してしまう人がいるから。会議で発言された意見は全て貴重な「アイデアの種」なのに、否定から入るとせっかくのその種を潰してしまいます。話し合いは全て肯定から始め、ポジティブな言葉で議論を転がしていきましょう。「◯◯さんの意見、ココとココがすごくいいと思う。一つ付け加えるなら・・・」というように。
その場の雰囲気が硬い場合は、コーヒーブレイクで一度肩の力を抜いてみると、その後の議論に変化が現れるかも?
04.「食」を大切にする
食事は自然と人が集う時間。自然と会話も弾むので、「アイデアの種」がたくさん蒔かれるチャンスでもあります。みんなで外食するのも当然アリですが、環境さえ許せばオススメしたいのが、オフィスでランチを料理すること。料理はとてもクリエイティブな行為であると同時に、メンバー間にいつもとは違うコミュニケーションが生まれる場。また、メニューの考案から料理の進行まで、アイデアを活かし発展させていくための良いワークショップにもなるのです。
05.意識的に「雑談」を生む
雑談こそ、まさに視点が違う人間の「知識と経験が交わる場所」。歴史的に見ても喫煙室や飲み屋での「雑談」から大きなアイデアが生まれた話は枚挙にいとまがありません。だからこそオフィス内で人が集える場所を作ることは、単なる休憩スペースという以上にとても大きな意味を持つのです。リラックスした状態で交わされる会話が業務中より盛り上がるという経験、ありますよね。上司は部下からレポートを聞くだけでなく、積極的に雑談を仕掛けていくべきでしょう。
06.集中できる、一人になれる場所がある
「雑談」等を通じて何かが生まれる「予感」がしたら、そこからは一人でひたすら集中し、その予感をアイデアとして昇華させるための時間が必要です。人によっては、カフェなど「オフィスの外」にその環境を求めることもあるでしょう。しかしながら、考え事を口実に「いつもオフィスにいない人」になってしまうのは考えもの。社内の円滑なコミュニケーションを考慮すると、オフィス内にそのような場所を作ったほうがよさそうです。
07.
働く場所と同じぐらい
「一息つける場所」が
充実している
働く場所と同じぐらい
「一息つける場所」が
充実している
ワーキングデスクやチェアを良いものにする、という発想はあっても、働く場所と同じぐらい「一息つける場所」を充実させようというオフィスはまだまだ少ないのが現実。しかし、今現在面白い仕事を生み出している企業ほど「休む場所」を大切にしています。彼らはそれが新たなアイデアにつながることを知っているのです。
オフィスで美味しいコーヒーが自由に飲める環境を作っておくというのも、一つの方法。ほっと一息つきたい人が自然に集い、リラックスして活発な雑談が交わされる場所が生まれます。ミスして落ち込んでいる部下や後輩に優しくカップを差し出しながら効果的なフォローもできるでしょう。もちろん、コーヒーやお茶そのものは一人で集中したいときに頭を冴えさせるツールにもなります。それに、作業を中断して外にコーヒーを買いに行く時間だってセーブできますよ。仮に1回10分として、1週間で50分、1ヶ月で約3.5時間、1年間で約43時間もの時間をセーブできる計算に。
オフィスで簡単に
カフェスペースを作る方法とは?
カフェスペースを作る方法とは?
カフェスペースを簡単に作る方法としてオススメしたいのが、多彩なコーヒーマシンを無料でレンタルしてくれる『ネスカフェアンバサダー』です。その名を聞いたことがある人も多いかもしれませんね。
ネスカフェアンバサダーになる条件は「コーヒーを定期購入すること」、それだけです。コーヒーの値段は1杯あたりたったの20円から。缶コーヒーやコンビニコーヒーを買うよりだいぶおトクなので、オフィスのメンバーからコーヒー代金を徴収すれば簡単にペイできそう。最近はコーヒーだけでなく様々なティーメニューを楽しめるマシンまで登場しており、操作の楽しさも手伝って、マシンを設置すればそこに自然と人が集まりそうですよ。
美味しいコーヒーでほっと一息ついて、笑顔で雑談・・・そこからビッグアイデアが生まれるようなオフィス作りの一環に、ぜひ検討してみては?