通勤・通学時間をちょっぴりワクワクさせてくれる、電車内に登場した「ワニのステッカー」
アムステルダムといえば、ヨーロッパ有数のトラム網が整備された街。最近、そんな市民の足にある変化が起きているのだそう。
実は車内に、「ワニのステッカー」が登場。しかも、乗客が窓の外を向いて、静かに頭を上下させているのです……。
超ローテクゲームの真っ最中!
トラム内。乗客の前方と窓のところに青いワニのステッカーが貼ってあります。
前方はゲームの遊び方を説明したもの。
実際にゲームに使うのは窓際のソレ。
通行人をパクッ!
片目を閉じて頭を上下させ、外を歩いている人をワニがうまく食べられればポイントゲット。プレイ時間はバス停2つ分だとか。
待てえ〜〜ガブリッ!
自転車のお兄さんも、狙いを定めて……ガブリッ!
「退屈な通勤・通学を
もっとワクワクする時間に」
このゲームは、インタラクティブアーティスト、HeadmadeのDaniel Disselkoen氏が開発したもの。ステッカーは、GVB(アムステルダム市営交通会社)の協力のもと、同市内のすべてのトラムに貼られているのだとか。
「旅行中に乗るトラムは楽しいけれど、通勤・通学となると暇な時間になりがち。アムステルダムのような魅力的な街であってもね。そこで通勤にちょっとした冒険の要素を加えようと思ったんだ」と、その背景について言及しています。確かに、まったく同じ路線の電車でも、どこかへ遊びに行く時と仕事に向かう時とでは、車窓の風景がまったく違って見えたりするもの。
でも、どれだけ退屈に見える日常でも、ほんの少しの工夫次第でワクワクしたものになる。楽しみは待つものではなく、自ら作り出すものなのかも。
Licensed material used with permission by Headmade