宿泊先を「水の上」にするくらいじゃなきゃ、アムステルダムは楽しめない!

ここ数年、エコマインドなヨーロピアンに人気の生活スタイルが、古い貨物船を改装して居住空間へと変えた「ハウスボート」で暮らすこと。これを気軽に疑似体験できるのがアムステルダムのいいところ。市内をめぐる運河に浮かぶボートの中には、ホテルと同じ感覚で宿泊できるものがたくさん。

この、“あえて水上ステイ”の魅力を一度でも知ってしまったら、もう陸上という選択肢は残されていない、かも。

ヨーロッパでは入居待ちも
ハウスボートって?

では、いったいどうしてアムステルダムにハウスボートの宿泊施設が多いのか?

もともと住宅不足への救済措置として、暫定的に船を自宅代わりにしたハウスボートを認めたアムステルダム。それがここに来て、都市にいながらにして水辺の自然と密接できるとあってか、ボート暮らしを好む人々が急増中。パリの「ペニッシュ」やロンドンの「ナロー・ボート」と並び、ここアムステルダムでも、じつに2,500艘近いハウスボートが浮かんでいるんだとか。

滞在エリア&内装で選ぶ!
ネット予約で簡単ブッキング

ネットで検索するだけでも、驚くほどたくさんの宿泊型ゲストボートが登場する。ここでは、宿泊用ハウスボートに特化した予約サイト「FIND AN AMSTERDAM HOUSEBOAT」より、個性的なボートを3つ紹介したい。市内へのアクセス、収容人数、お洒落な船内など、チェックしてみて欲しい。

「次のアムスはボートに泊まろう!」、間違いなくそんな気になるから。

01.
外観はソコソコ。でも、船内は
モダンなイマドキボート
Houseboat Hugo

アムステルダム中心部にほど近いヨルダン地区は、お洒落なカフェやレストランが点在するエリア。運河に沿うように並んだハウスボートのひとつが、B&B Houseboat Hugoだ。外観こそ平屋戸建てのような造りだが、モダンな船内にビックリ。

これが本当に船の中?落ち着いたダイニングルームは北欧の調度品で統一され、さながらデザイナーズホテルのテイスト。キッチンも簡易的なものではなく、電子レンジ、冷蔵庫、さらにはオーブンまでバッチリ完備されている。もちろんネット環境も問題なし。

2ベッドルーム(4ベッド)で大人4人が宿泊できる。お腹をすかせたガチョウが窓をノックすることも。

一人一泊180ユーロ(約21,000円)から。

02.
プチホテル気分で恋人と♡
Houseboat Suite Westertoren

食事やカフェ、ナイトライフにとアクティビティに事欠かないセントラム地区の、プリンセン運河沿いに停泊する「Houseboat Suite Westertoren」。絶好のロケーションに、コンパクト(大人2人まで)ながらラグジュアリー感たっぷりの内装は、間違いなくカップル旅行向き。

エクステンドテーブルをコンパクトにしたダイニングの背面には、簡易キッチンが。それでもちゃんと冷蔵庫も食洗機も、エスプレッソメーカーまで完備されている。無料Wi-Fiのほか、Bluetooth対応の音楽プレイヤーも使い放題というのも嬉しい。一艘のオーナーになったつもりで、ムードも最高潮!

船尾のベッドルームからは、街のシンボルウェスター教会が一望できる。

街にとけ込んだハウスボート、室内の様子は動画でも紹介されている。

一人一泊160ユーロ(約19,500円)から。

03.
寝室3つ、最大6人までOK
友だち、家族で宿泊するなら
GP Amstel River

ボートのサンデッキ部に配されたソファに腰掛けながら、のどかな水辺の時間を楽しむ。GP Amstel Riverの注目ポイントは、くつろぎ空間が内と外にあるところ。アムステル川に浮かぶこちらは、最大で大人6人が宿泊できる大型ゲストボートだ。

ダブル、ツイン、二段ベッドの3ベッドルーム。どの寝室にもシャワールームが設置されており、ダブルルームにはなんとバスタブまで完備されている。

一人一泊240ユーロ(約29,000円)から。

Licensed material used with permission by FIND AN AMSTELDAM HOUSE BOAT
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。