音楽、本、アート。それぞれを愛する人のために「極上のスイートルーム」をつくりました。
「暮らすように旅をする」なんて言い回しをよく耳にする昨今。観光客気分でせかせかと名所ばかりを回るのではなく、現地の人になりきることの楽しみを説いたものですが、そのための大事な要素が「宿泊施設」であることは間違いありません。どれだけ外で地元民っぽい過ごしかたをしたとしても、帰ってきたところが「THE HOTEL」という部屋だと、台無しになってしまいますからね。
言うまでもなく、Airbnbが大きな力になるのは分かっています。が、ここでは、ホテルに泊まりながらもそれを実現してしまう、特殊なパターンを紹介したいんです。まあ、すべての人に当てはまるわけではなく、一部の人にどハマりする種のものなんですが。
昨夏のフルリノベーションを経て…
舞台はアムステルダム。「Pulitzer Amsterdam」は、昨年8月に全面改装が完了したホテルで、運河沿いの立地がこの街との距離を一層縮めてくれる気がします。
客室や中庭、バー、レストラン、ミーティングスペースなど、さまざまな空間がリノベーションされたのですが、特筆すべきは内装に趣向を凝らしたスイートルーム。そこにホテルの一室という印象はなく、あくまでも「音楽」「本」「アート」を趣味とする人たちのこだわりのマイルームに見えるのです。
MUSIC COLLECTOR'S SUITE
BOOK COLLECTOR'S SUITE
ART COLLECTOR'S SUITE
MUSIC COLLECTOR'S SUITEは、なんといっても壁にかけられたトランペットが目を惹きます。洋書が見事にディスプレイされたBOOK COLLECTOR'S SUITEには、“本のトンネル”も。ART COLLECTOR'S SUITEは、さながらプライベートギャラリーのようですね。
ねっ、一部の人はどハマりするでしょ?
Licensed material used with permission by Pulitzer Amsterdam