コーチェラの「生涯パスポート」が発売!

世界最大の音楽フェスの一つ、「Coachella Valley Music and Arts Festival(コーチェラ)」が今月、NFT商品の販売を開始した。

いったい音楽フェスのNFTとはどんなものなのか。

商品は「Sights and Sound」「Desert Reflections」「Coachella Keys」という3つのカテゴリーに分かれていて、このうち前の2つは写真などのデジタルカタログ。

一方、目玉となっているのは「Coachella Keys」だ。

Keysとは、コーチェラへの“生涯パスポート”のこと。これを購入することで、今後開催されるすべてのフェスへ入場できるようになる。

© coachella/Instagram

販売時の値段は1万500ドル(約121万円)で、特別席などの特典も受けられるこのKeys、多少値が張ってもお得に思えるのだが。

すでに転売が開始され、その価格はなんと50万ドルにまで跳ね上がっている。これ、たとえ買ったとして元は取れるのだろうか……。

現在はアートをはじめ収集品の分野で用いられることの多いNFTだが、Keysは実用品としてのNFTの新たな可能性さえ感じさせる。

とは言っても、値上がりの流行りの度合いを見るに、Keysもまたチケットと言うよりは“コレクション”として見られているのかもしれないが。

購入はできなくとも、NFTの新たな可能性を提示した事例として注目したい。

詳細は公式サイトにて。

Top image: © iStock.com/skynesher
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。