運河と共に生きるアムステルダムの
「水に浮かぶ」街

運河が暮らしの一部になっているアムステルダムで、水に浮かぶ街が建設されています。

地球温暖化による海面上昇。アムステルダムも被害を受ける都市になるおそれは十分にある。ということで、自然に寄りそった街「Schoonschip」を造ることに。

現実になりえるカタストロフィを想定しているから、自給自足がコンセプト。すべてがこの街で完結する設計です。

ソーラーパネルは当然のごとく設置。自家製電気で、水を供給したり家を暖めたりもします。屋上庭園では野菜やフルーツを栽培する予定。

よくあるコンセプトの発表だけと思いきや、すでに7軒の家が建設されています。最終的には100人以上が暮らせる場所になるのが目標です。となると、あと30〜40軒くらいは水に浮かぶことになるのかもしれません。

ラストは“お金”の話。この街は周囲とのコミュニケーションがシャットアウトされても生活を送れるのがコンセプト。なので、独自の方法でレストランなどの支払いを済ませられるようになります。さすがに通貨は発行できませんから、それぞれが発電した電気がお金の代わりとなるそうです。

「Schoonschip」は、自分たちだけで生活を維持し続けられる街。彼らは決してエバらないんですけど、サステイナブルって……こういうことでは?

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。