キャンピングトレーラーを改装して、移動式「ネイルサロン」始めました
2010年以降、米国ではフードトラックに代表される移動店舗が急成長。その規模は、いまも拡大しています。TwitterやFacebookなどSNSで情報を発信しながら、1日に数カ所を回るのが一般的なモバイルビジネス。
こうしたフードトラックの成功例は、ファッション業界にも波及しつつあるようです。たとえばこの若き女性オーナー、「場所に縛られたくない」とフリーアドレスのネイルサロンを開店しました。
フードトラックみたいに、
移動式サロンをつくりたい!
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たとえどんなに小さくても、将来自分の店を持ちたい──。この記事の主人公で、ネイリストのAmber Morganさんにも、こんな独立願望がありました。けれど、彼女が選んだのは路面店ではなく、移動式のキャンピングトレーラー。
「同じネイルサロンを開くのでも、ただボケーっと椅子に座ってお客を待つのはイヤだったの。移動式のフードトラックがあるんだから、ネイルサロンが移動したっていいはずでしょ?」
「LittleThings」のインタビューにこう答えたMorganさん。温め続けた移動サロンの構想を、ついに実現する時がきました。
イチから手づくりで仕上げた、宝物のような彼女のサロン。これがちょっと素敵なんです。
【Before】
1973年製のトレーラーを
店舗へと大改造
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まず、彼女が手に入れたのは1973年製のShasta Camper。キッチンやベッドは付いていますが、正直オンボロのキャンピングトレーラーです。
パートナーは日曜大工好きのお父さん
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Morganさん最強のサポーターとなったのは、日曜大工が得意な彼女のお父さん。二人は、トレーラー内部をほぼスケルトン状態にして、少しずつ手づくりでサロン仕様に組み替えていきました。
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ところでMorganさん、今回のリノベーションにおけるカラーセレクトが最大のキモだったと語ります。狭小空間をできるだけリラックスしてもらうための工夫として、配色やパターンに並々ならぬこだわりを見せたのも、NYのファッション工科大学出身の彼女ならではの視点から。
「自信あり」と豪語するカラーリングは、カリフォルニア州パームスプリングスのアールデコ洋式の建物を意識してのもの。白とピンクを基調にした柔らかいイメージに決定しました。
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そして、自らペインティング。
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椅子やテーブルはお父さんが担当しました。
じつは彼女、今回のDIYを開始する前は、厳格なお父さんに少なからず畏怖の念を抱いていた、とブログで心情を吐露しています。けれど、それも日々顔を付き合わせて二人で金槌をふるい、ペンキを塗るうちに、どこかへ吹っ飛んでしまったんだとか。
「そりゃあそうでしょう!」。この完成度を見たら、思わずそう言いたくなるくらい、キュートな移動式ネイルサロンが出来上がり。
【After】
“こぢんまり”が
丁度いい空間
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父娘でイチから手づくりした、これがMorganさんの新たな城。自然光が降り注ぐ気持ち良さそうな作業場。
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必要最小限に留めた車内の設備ですが、センスが光る調度品もSO GOOD!
SNS展開するネイルサロン
街道沿いにオープンしてます
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マニキュアやペディキュアをするという意味の造語(mani-pedi)をもじって付けた店名は「The Mani-Camper」。後ろにはしっかりキャンピングトレーラーを配しています。
街道沿いに駐車したトレーラーだけ見ても、何のお店なのか知らなきゃ入りづらいですよね?でも、店の予約はもちろん、お店の移動先はすべてFacebookでチェック。これが、移動店舗のモバイルビジネスたるゆえんです。
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店舗家賃にかかるコストが抑えられれば、その分施術にかかる費用も抑えられると、Morganさん。なるほど、確かにネイルの施術にはそれほど大きなスペースも必要ありません。利用客にとっても嬉しい「移動店舗」なのかもしれませんね。