史上最強のボクサー「モハメド・アリ」が残した、人生の格言8つ

多くのボクシングファンから“史上最強のボクサー”として賞賛されたモハメド・アリが6月3日、享年74歳で逝去。アスリートとしてだけではなく、人種差別や戦争と闘い、エンターテイナーとしても才能を発揮した彼の言葉はどれも力強く、世界中の人々を魅了してきました。

以下、Collective-Evolution」の記事を転載します。

「ザ・グレーテスト」「ピープルズ・チャンプ」「ザ・ルイビル・リップ」として知られるモハメド・アリ、本名カシアス・マーセラス・クレイ・ジュニア。ご存知の通り、世界的アスリートの一人である彼が、2016年6月3日、74歳で亡くなりました。

圧倒的な強さで、他のボクサーからのすべての挑戦を退けたアリ。計61試合のうち、56試合で勝利を収め、うち37試合はノックアウト勝ち。1960年ローマ五輪では、金メダルも獲得しました。

力強い言葉や信念、立ち振る舞いで広く知られるアリは、リング外においても強烈な個性の持ち主。今後の私たちの生き方に影響を与え続けるであろうコトバを遺してくれています。ここでは、「ザ・グレーテスト」の名言を8つ紹介しましょう。

01. 

他人が求める私の姿に
近づく努力をする義務はない。

元々、すべての人間には承認欲求があります。それが強いか弱いかは人それぞれですが、他人に認めてもらうことが生きがいになっている人は珍しくありません。自分が望む道よりも、周りの評価が上がる道を選ぶ──。

アリのこの言葉は、自分の人生は自分のもの、すべての決定権は自分にある。そして他人の意見を尊重する必要はない、ということを教えてくれます。

02. 

実はトレーニングが大嫌いだった。でも自分に言い聞かせたんだ。「辞めるな。今苦労して、残りの人生をチャンピオンとして生きるんだ」と。

楽しい時や嬉しい時、その瞬間を迎えられたことに感謝するのは簡単です。でも、つらい時や悲しい時はどうでしょう?この感情に感謝できる人なんて、ほとんどいないはずです。

けれどアリは「成功と同じくらい苦痛な時間にも価値がある。むしろそれがないと成功はできない」と自分に言い聞かせ、何度も困難を乗り越えた結果、本当にチャンピョンにまで上り詰めることができたのです。

03.

リスクを負う勇気のない者は、人生で何もやり遂げられないだろう。

リスクを負わずして得られるものなどありません。そして、リスクとは必ず乗り越えなければならないものではなく、時には失敗することだってあります。実際、多くの成功者はそういう経験を積み重ねています。だから、リスクを恐れてはいけません。

04. 

カビたパンがペニシリンになるんだから、君だって何かになれるはずだ。

この言葉は、誰もが可能性に満ち溢れていると教えてくれます。自分自身を過小評価せず、目標があるならとことん突き進む。そうすればきっと達成できます。もし実力不足で失敗したとしても、努力しているあなたは最高に輝いているはずです。

05. 

 

山登りが疲れる原因は急な斜面でも、でこぼこ道でもない。靴の中の砂利だ。

例えば、パートナーの「あるヒトコト」が原因で喧嘩をした時。多くの人が自分は悪くないと思うでしょうが、すぐにそう判断してしまうのは間違い。これまで口にしていなかっただけで、あなたへの日常的な不満が溜まっていたのかもしれないし、仕事でなにか嫌なことがあったのかもしれません。

大切なのは目の前にある問題だけを見るのではなく、その背景にも目を向けることです。

06. 

 

他人に貢献することは、地球上にある自分の居場所に払う家賃のようなもの。

人のために何かをする、というのはとても素晴らしく、この星に生きていられる感謝の気持ちを表す方法として必要なのです。

07.

 

年齢とはただの目安だ。気持ち次第で何歳にでもなれる。

「まだ◯◯歳」と思うか「もう◯◯歳」と思うか。その違いはきっと生き方にも表れるはずです。あなたはどっち派ですか?ちなみに「まだ◯◯歳」と思っている人のほうが、年齢を気にせず、いろんなことに挑戦できますよ。

08. 

 

想像力の無い人間に羽は無い。

想像力とはつまり、柔軟な思考のこと。大人になるにつれ「これはこうだから」と考えが凝り固まってしまう人が多いですが、それでは仕事もプライベートもつまらなくなる一方。どんどん行動範囲が狭まり、身動きが取りづらくなるのです。

Top Photo by Chris Smith/Popperfoto/Getty Images
Licensed material used with permission by MARK DENICOLA
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