「植樹」現場にドローンあり。手間・コスト・CO2まとめて削減!
これまでにも幾度かドローン技術を使った「植樹」のチャレンジが話題となっていましたが、、米オレゴン州でついに、本格的なビジネスとして動き出しているようです。
植樹の課題を
ドローンで一気に解決!
ここで紹介するのは、シアトルのアクセラレータプログラム「Techstars」から支援を受けて起業した、「DroneSeed」というスタートアップ企業。ドローンで植樹するビデオをインターネット上で公開しました。
「DroneSeed」のCEO兼共同創始者であるGrant Canary氏は、動画の中でこのように話しています。
「植樹は大気中のCO2を削減するのにベストな手段。この技術を導入することで植林を拡大し、森林を再生することができるはず。植林の機械化を妨げていた大きな理由は地形にありましたが、ドローンは地形に関係なく動くことができるので、実現することができたのです」。
ドローンは毎秒350フィートで飛行し、継続して30分稼働することができ、1.5時間で1エーカーの土地に植林することが可能なんだそう。種と肥料、そして害虫を妨げるための防虫剤などを入れたカプセルを土に埋め込んでいきます。
種まきだけでなく、「除草剤の散布」や
「計測」にも便利
「計測」にも便利
また、作業時間が大幅に短縮されるだけでなく、コストも安くなるのだとか。
さらにドローンは種を植えるだけでなく、その後の除草剤の散布や、木が育った後の大きさの計測などにも大いに役立つではずです。
現在アメリカには約600万エーカーの森林があり、今後も植林ビジネスは増加するとの見込み。また、DroneSeedの投資家であるDavid Weekly氏も、以下のように強調します。
「ドローンビジネスによる潜在的な市場はとても巨大です。このDroneSeedプロジェクトは植林にとどまらず、農業、石油ガス、不動産、小売、セキュリティなど、多くのビジネスへの応用が期待されているのですから」。
地球環境の改善にとっても、大きな一歩となるのかもしれませんね。