飛行中のドローンに140万ボルトの雷を落としたら…意外な結果が待っていた。

「もし飛行中のドローンに雷が落ちたら」

これは現実的にあり得るケース。考えるまでもなく、落雷のパワーの前にさしものドローンも……というオチを予想しますよね。それを、わざわざ大学の研究機関を使って実験したという。

バカバカしくも、意外な結末に最後まで見てしまいました(笑)。

ドローンの運命はいかに?

登場するドローンは世界シェアNo.1のDJI社製「Phantom 3」。プロフェッショナルモデルとなれば、精密なホバリングでスムーズな動画撮影が人気のモデルです。もちろん、決して安いものではありません。

対して迎え撃つのは、イギリスのマンチェスター大学の高電圧実験室が有する「人工雷発生装置」。なんでも最大で200万ボルトの雷を発生させることができる、国内最大級の装置だそう。

圧倒的不利に思えるこの状況を、ドローンは回避できるか!

※結果を知りたくない人は、動画でどうぞ

結果は…
「引き分け」!?

ドッカーン!施設内に雷鳴が轟いたその刹那、ドローンは地に落ちました。

まあ、そうだよな。

調査員がチャレンジを讃えるように敗者を回収、機体を調べたところ、なんとバッテリーが反応するじゃありませんか!

140万ボルトの衝撃派に翼こそもがれたドローンでしたが、その鼓動はまだ止まってはいなかったのです。が、再び飛ばそうとコントローラーを動かしたところ、プロペラは回転せず。

つまり、電子回路は壊れてしまったもののバッテリーは問題なし、というのが実験で得た結果に。「金属製のバッテリーのケースが導体となり、本体は守られたのだろう」と研究者。

ちなみにこの実験には続きがあって、簡易的な避雷針をつけて、雷を落とした実験も。ごく一部とは思いますがドローンユーザーのみなさん。どちらにしても落雷には気をつけて。

Licensed material used with permission by Tom Scott
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。