両親の離婚がぼくに教えてくれた、愛についての3つのこと
もともと他人だった2人が出会い、新しい関係を築いて、幸せに共にするというのは並大抵の努力ではできないことです。
「Elite Daily」に寄稿している弁護士のMichael Starr Hopkinsさんは、両親の関係が悪化し、離婚に至るまでの様子を間近で見てきたと言います。どちらか一方だけが悪いわけではなく、2人が関係作りに失敗してしまったのだ、と感じたMichaelさんは、愛についての3つの真実を学んだそうです。
【その1】
一度言った言葉を
取り消すことはできない
体に受けた傷はいつか治りますが、心の傷は一生残ります。
別れたカップルにその原因を聞くと、言ってはいけないことを言ってしまった、頭に血がのぼって本心でないことを言ってしまった、そんな風に言うつもりではなかった、など「言ってしまったこと」に関する後悔が多いものです。
「あんなこと言わなければよかった」という経験は、誰にでもあるもの。イライラを口に出すことで発散したいと思うことも気持ちも分かりますが、とくに男女関係においては「言ったことを取り消すことはできない」と肝に銘じておきましょう。
【その2】
「勝ち」も「負け」もない
「わかった。君の勝ちでいいよ。」なんて台詞が出るカップルは要注意です。
恋愛関係には「勝ち」も「負けも」、スコアさえありません。勝ち負けがあるということは、あなたと恋人が別のチームにいるということです。ふたりが同じチームにいれば、いっしょに勝つこと、ふたりにとって良い状態を目指すことができるはずです。
誰かと関係を持つということは、自分をさらけ出してありのままを見せることです。よそ行きの自分ではなく、まだ歯も磨いていないような、カッコ悪い状態をお互いに見せ合うことなのです。
誰だって、つねにベストな状態でいることはできません。疲れてるときもあれば、助けが必要なとき、間違ったことを言ってしまうことだってあるでしょう。相手がイライラしているときもそれを責めるのではなく、ふたりにとって良い状態になるにはどうすれば良いか、と考えましょう。
【その3】
信頼を失うのは一瞬
信頼を勝ち取ることはとても難しく時間がかかるものですが、失うときは一瞬です。
両親が離婚したとき、ふたりはもう口もきいていませんでした。ふたりにとっては、もう話すこともなく、言葉は何の意味もないものになっていたのです。
最初のきっかけは大したことなかったとしても、徐々に傷は深くなり、ついには信頼がなくなってしまうものです。たとえば帰りが遅かった、電話がなかった、デートの約束を破った、といったひとつだけなら許せることでも、積み重なっていくと雪だるま式に大きな問題になっていきます。
日々の小さな問題を無視してはいけません。どんなに仲良しなカップルだって、一度も問題が起きない、ということはありえないのですから。
良い関係を築くためには、コミュニケーションが不可欠です。問題が小さなうちにきちんと話し合い、信頼を強くしていくようにしましょう。