探偵業が教える「愛され妻」の3Kルール

『夫を夢中にさせる いい妻の愛されルール』(幻冬舎メディアコンサルティング)の著者・岡田真弓さんの異色のプロフィールから、まずはかいつまんで紹介します。

探偵会社を運営する傍ら、カウンセラー資格を取得、これまで多くの夫婦間のトラブルを解決してきた人物です。

彼女の元を訪れる「妻」たちの視点にフォーカスし、夫婦の危機的状況を打開する法則についてまとめました。

「離婚」を切り出す前にすべきこと

これまで探偵業界では、「夫」の浮気の証拠を見つけてきて離婚への足がかりを作る……ということが当たり前のように行われてきました。しかし、私は「妻」たちとの深い対話を通じて、それが正しいことなのか疑問を抱くようになったのです。

私は探偵なので、浮気の調査結果をありのままに提示しますが、「そこからどうしたいか」という妻の気持ちこそが大切だと考えています。

そこで、私は相談に来られる方には、以下のようにお伝えしています。

本当に自分が離婚をすべきか、じっくり考えてほしいです。

少しでも夫への愛情が残っているのならば、やり直しを模索してみましょう。

つらい状況になる場合を想定して、切り札的に「離婚」を残しておいてください。

こうしてアドバイスをした結果、じつに77パーセントの依頼者が夫とのやり直しを選択しました。やはり、皆さん心のどこかで「夫との幸せな結婚生活」を取り戻したいと思っているのですね。

“愛され妻”のための
「3Kルール」

夫の気持ちが離れていく原因は、大きく分けて3つあります。どうすれば夫の心をつなぎとめることができるのでしょうか? ここでは、実行すべき行動を紹介します。

01.
夫との「会話」が弾むコミュニケーションのルール

コミュニケーション不全は、夫婦関係のさまざまな問題の根源です。逆を言えば、コミュニケーションさえ円滑になれば、夫婦の関係性はかなり改善すると言えます。この問題を乗り越えるには、妻が「夫の見方」を変えなければなりません。夫と向き合い、たとえ「嫌だ」と拒否したいような部分があったとしても受け入れるのです。そうすれば、関係は少しずつ修復していくでしょう。

02.
夫が安心して「家計」を任せてくれるお金のルール

長年染み付いてしまった「お金の価値観の差」を埋めていくのは大変なことです。しかし、不可能なことではありません。共通の目標を持ったり、管理の仕方を工夫したりすることで、そのギャップを埋めていくことはできます。一度お金の運用について話し合ってみましょう。

03.
夫がまっすぐ帰宅したくなる「家事」のルール

忙しい暮らしの中で食事を作ることを「たかが料理」と思ってしまう状況があるかもしれません。しかし、夫婦の関係において「家に帰りたくなるような仕組みを作っておくこと」は重要なこと。つまり、夫の胃袋をつかむことは有効な方法なのです。決して手を抜かず、できる範囲の努力を行いましょう。

関係改善のカギは
自分の「成長」を止めないこと

女性の皆さん。夫婦で過ごす日々の中で、ついつい傲慢になっていませんか?

「なんとかこの2人の関係を変えたい」、「もう絶望的だ」と思っている夫婦もいるかもしれませんが、やり直せるチャンスはいくらでもあります。完全に冷え切っているように見えても、夫はあなたのことを心の底から愛してくれた人。あなたが「変わる」と必ず気づきます。そうすれば、夫自身も心が動いたり、自分もこのままでいけないと思ったりするものです。

夫婦の関係性を変えるには「前向きなパワー」と「幸せの共感」が欠かせません。

「前向きなパワー」とは、あなたが成長しながら変わっていく力のこと。人間として成長している妻に夫も引っ張られて、変わっていくはずです。

「幸せの共感」とは、ひとつの物事の喜びや楽しみを分かち合うこと。夫婦で共感し合えるような幸せな場をいくつ設けられるか、それこそが重要なのです。与えることの幸せや充足感は、きっと2人の関係に良い影響をもたらすでしょう。

難しいことは考えなくて大丈夫です。上述した「いい妻の愛されルール」を実践して素敵になった未来の自分をイメージしながら、夫と進んでいきましょう。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。