同棲カップルの新たなスタンダード、「睡眠離婚」って何?

「同棲」の醍醐味が失われつつある——。

パートナーと同棲して毎晩ひとつのベッドで夜を過ごすのは、古来から多くの人が望むであろう幸せのカタチ。

しかし「米国睡眠医学アカデミーの調査」の最新の調査によれば、アメリカ人の3分の1以上が時折、もしくは常にパートナーとは別の部屋で寝ると答えているとのこと。

これは「睡眠離婚」として知られていて、パートナーのイビキや枕の奪い合い、早朝アラームなどの妨害から逃れ、安心して睡眠を継続することを目的としているそう。

たしかに合理的だけど、なんだかドライな話……。

だが、睡眠不足に陥るとパートナーと口論に発展する可能性が高く、関係に悪影響を及ぼしやすいというのもれっきとした事実。寝るときの明るさや室温、ベッドルーティーンにこだわりをもつ人もいるし、寝言やイビキ、寝方や寝返りなど睡眠中の特徴はまさに十人十色だ。

また調査報告によれば、「睡眠離婚は厳しいように思えるが、実際は人々が睡眠を優先し、必要に応じて夜に別の部屋に移動することを意味しているだけ」とも言われている。

つまり、お互いの睡眠に問題がなければ、ぜひとも同じベッドで寝た方がいいってこと!

同じベッドで寝るカップルにはオキシトシンや“抱きしめホルモン”なんて呼ばれる化学物質が放出されることでいい感情を与え、一緒にいる相手との距離を近づけてくれるという科学的観点からのメリットがある。

たとえ同棲をするほど関係の深いカップルでも、心や体の相性はバッチリでも、「睡眠の相性はイマイチなんだよね」なんてことはよくあるはず。

あなたなら睡眠の質とパートナーとのスキンシップ、どちらを選ぶ?

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