「Jacob Collier」の限界突破感は異常

2013年に公開されたこの動画に覚えがある人は多いかも。“独りオーケストラ”や、“多重録音の天才”と呼ばれた「Jacob Collier」さん。日本にもよく来ていて、どんどん人気に。

鍵盤、ギター、ベース、ドラム、パーカッションなど、20以上にも及ぶパートを多重録音、ループさせて操っていたのですが、こんなの常人にはできません。

音楽ファンの間でもわけがわからないと言われてて、それくらい難解だっていう褒め言葉なのですが、聞き心地は抜群にイイから不思議です。

94年ロンドン生まれ、両親は音楽家、自宅には幾つもの楽器を置いたスタジオがあります。16歳のときにYouTubeで脚光を浴び、名だたるJazz界のレジェンド達にとっても、異例の存在として捉えられていました。天才ですけど何か? と本人が言ってるわけじゃありませんが、それに近い存在感が。

 

 

「こんな才能は見たことがない」。
クインシー・ジョーンズ

「おいおい!今のコードはなんだ?巻き戻せ!」。
ハービー・ハンコック

 

そのほか、パット・メセニー、チック・コリア、TAKE 6のほか、The Guardianなど主要メディアも絶賛。ライブ動画も強烈。好き勝手やってる感が半端じゃない!

リアルタイム録音した音をループさせ、ステージ上に並ぶ楽器の間をさまよう。「さてどうするか…」と言わんばかりにウロウロしながらも、次の瞬間には爆発するような展開が。

ステージ上で、音楽を無邪気に楽しみながら悦に入ってる姿とか、もう完全にイッちゃってます(もちろんイイ意味で)。大所帯バンド「Snarky Puppy」とのセッションも、専門性があり技術の高いミュージシャンが集まっているのにも関わらず、彼のマルチプレイの輝きよう。

このときまだ21歳。うーん、信じられない!

Reference:The Guardian
Licensed material used with permission by Quincy Jones Productions, Inc.
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。