老人ホームのお年寄りが、ひとりぼっちの「子猫」を救う

とくに家庭で飼われている猫に多いのですが、妊娠して出産をしたとしても、親猫が育児を放棄してしまうことがあります。その理由はさまざまですが、母親に捨てられてしまった子猫は生存率が低く、人間のサポートが必要になります。

そんな子猫たちのお世話を、老人ホームでみるというのはいかがでしょう?

子猫には愛情たっぷりのケアを。
お年寄りには生きがいを。

このプロジェクトを実現したのは、米・アリゾナ州の老人ホーム「Catalina Springs Memory Care」と、動物保護施設の「Pima Animal Care Center」。

場合によっては、つきっきりのお世話が必要な子猫たち。ちゃんと育てあげるにはとても手がかかります。一方、老人ホームにいるお年寄りの人たちは、特別な趣味などがない限り、時間を持て余してしまう場合も多いのです。

つまり、子猫たちは愛情たっぷりにお世話をしてもらえ、お年寄りはかわいい子猫を育てて生活にハリが出る、というお互いに良いことずくめのプロジェクトなのです。

どんなに年をとったって、
愛し愛されたいと思う気持ちは変わらない。

もちろん、老人ホームにいるお年寄りのなかには、介助が必要な人もいます。自分がお世話を必要としているのに子猫のお世話をするなんて、不思議に思うかもしれません。施設長であるSharon Mercerさんはこう話します。

「たとえ認知症やアルツハイマーだとしても、何もできないわけではありません。長い人生経験の中で培ってきたものを活かす場所がもっとあってもいいと思うのです」

年をとったとしても、「愛し愛されたい」と思う気持ちはなくならないものなのです。

十分育った子猫は、新たな里親のもとへ。

最初に老人ホームに来た2匹の猫、PeachesとTurtleは、最初200gにも満たない大きさでした。それが愛情たっぷりに育てられ、今では倍近い体重にまですくすくと育っているそうです。

十分に育った子猫たちは、里親を探して引き取られることになります。お年寄りからの愛情たっぷりで育った子猫たちが、安心できる家が見つかることを願うばかりですね。

Licensed material used with permission by Pima County
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