クリエイティブな人が「9時17時」の環境だと成功できない理由
安定感のある、午前9時から夕方17時までの仕事。多くの人は、時間に余裕ができるし、安定していて将来に備えられるという理由で選ぶかもしれませんが、もっと自由に働きたいクリエイティブなタイプの人や、リスクも計算しながら挑戦していきたい起業家タイプの人には、あまりオススメできません。
なぜクリエイティブな人は、こういった安定型の仕事に向いていないのか?その理由を「Elite Daily」のライター、Brian Lawrenceさんの記事からご紹介します。
01.
決まりごとが苦手
クリエイティブな人たちは、誰かに決められた順序で行動しなければいけない環境がこの上なく苦手です。
なぜなら彼らは、たくさんのパズルのピースの中から、自分の人生に合ったものを選び、当てはめていくのが好きだから。そして、そのパズルが完成しないことさえも彼らは楽しんでいるのです。
02.
柔軟性がないことは
とてもストレス
時間やリソースの使い方を自由に決められないのは、クリエイティブな人にとってかなりのストレスです。本来、彼らに与えるべきは大まかな内容と期限と予算だけ。
そうすれば、きっと素晴らしい仕事や作品を生み出し、たとえば、クライアントから手直しの指示がこないよう、様々な別案も提出してくれるでしょう。
03.
つねに
マイペースで働きたい
定時で仕事を終えるように強要すると、いつしか彼らは爆発するでしょう。なぜなら、クリエイティブな仕事に終わりはないから。そもそも、期限をきっちり決めることも無理な話。
彼らはクライアントの希望を聞く前から、自分が思い描くスケジュールを提案してくれますが、それを拒否すると別の仕事に移行してしまうので注意が必要。
04.
なにより、自主性を好む
クリエイティブな人は、仕事の責任を一任してほしいと思っています。できるだけ監視することなく、必要な条件を伝え、それを実現する自由を彼らに与えましょう。助けが必要なときは、ちゃんと伝えてくれるか、自分で調べて解決するので信じるようにしましょう。
この手の人の集中力を妨げるのは、逆効果です。余計な時間がかかるだけでなく、クオリティが下がることだって考えられます。そうなると、誰も得をしないのです。
05.
一度火がつくとすごいけど
モチベーションが持続しない
彼らのモチベーションは、一日も持ちません。実際のところ、他の人もそんなに持続することはないのですが、大半の人はやりたくない仕事でも成し遂げようと努力はしてくれるでしょう。
彼らの場合、興味が湧くまでは仕事に着手しませんが、一度火がつくと真正面から取り組もうと自分を奮い立たせるのが特徴的。だからこそ彼らは、どのタイミングでモチベーションが上がるか、やる気を高めるために何をすべきか、自分自身を熟知しているのです。
06.
ルーティーンに
意味を感じない
日々、同じ物事をやり続けると、クリエイティブな人は徐々に病んでいきます。日々の生活を時間のブロックとして見ている彼らは、ミーティングに出席したり、自分に有益な仕事だけ終わらせていくを好みます。
これだけを見ると「クリエイティブな人は、仕事が自分の好みにフィットしなくなると、責任を放棄する」と思うかもしれません。でも、現実はまったく逆。彼らは非常に意志が強いので、何かを一度決意すると、それはきっちり最後までやり遂げます。
07.
非従来型の仕事がしたい
一般的な企業は、クリエイティブな人を長く雇用できないでしょう。なぜなら彼らの強みを十分に生かせない環境に不満を感じてしまうから。そう思い立ってしまったら、彼らは躊躇なく新しい環境で働こうとするでしょう。だから、もし仮採用の期間が終了する前に仕事を辞めたとしても、決して驚かないでください。
腰を据えて集中力をキープさせるために、彼らは自律性を保ちながら成長できる仕事を求めています。
つまり、従来のフルタイム職がフィットする見込みはほとんどないのです。