ちょっと考えさせられる、路上の「巨大ペインティング」

上から見ないとその全貌が掴めないほど巨大な、路上のペインティング。圧倒的なスケール感で街中に登場するこれらを見ていると、現実が破れて顔を出したような、不思議な気分になってきます。

ここでは、その「違和感」に秘められたメッセージを紹介していきましょう。

きっかけは
「9.11」だった

photo by Roadsworth

上の作品は、難民問題をテーマにしたもの。

「壁やフェンスは人々を分断するためのものではなく、アートを描いたりよじ登ったりするためのものだ」

という思いを込めているそう。

photo by Roadsworth

またこちらは、化石燃料を使い、温室効果ガスを排出しながら走る自動車を批判したもの。駐車場に停まる車は「葉っぱ=自然」を踏みつけている、という意味を込めているそう。

手がけているのは「Roadsworth」と名乗る、社会派アーティスト。9.11をきっかけに、ストリートアートを描くようになったそうです。

「人々が当たり前に思っている環境に疑問を投げかけるため、街中にペイントをし続けているんです」

もちろん、メッセージ性の強いものばかりではありません。それぞれの意味を想像しながら楽しむのもありでしょう。

photo by Roadsworth

サイクル・グラフィクス。

photo by Roadsworth

道で溶けるアイス。

photo by Roadsworth

点字ブロック?ではなく、レゴ。

photo by Roadsworth

巨大な鳥の巣。卵を置いて、親鳥は何処へ…。

photo by Roadsworth

横断歩道と吊り橋、どっちがキケン?

photo by Roadsworth

巨大な毛糸で編む、マフラー。

photo by Roadsworth

ジッパーを開いた先には、いったい何があるのか…。

photo by Roadsworth

シェアサイクルの横を優雅に泳ぐ「イッカク」は何を想う?

photo by Roadsworth

入り組んだ交差点は、まるでタコのよう。

photo by Roadsworth

巨大ブラシで、鮮やかなブルーを。

Licensed material used with permission by Roadsworth
他の記事を見る
有史以来、戦い続ける男たち。浮き上がる筋肉は力の象徴。そこに強烈に惹かれたアーティストは、闘志に燃える強靭な肉体を表現するようになりました。みずからの指で...
過去にリオデジャネイロのファベーラやケープタウンのシャンティタウンを色鮮やかに変えてきたアーティストeL Seed。そんな彼がカイロの街に描いたアートを改...
バーニングマンといえば、砂漠のど真ん中に1週間だけ街が生まれる伝説の野外フェス。あるのは仮設トイレと食料の鮮度を保つための氷のみ。命の保証はなく、"No ...
どこまでもトリッキーな絵を生み出すのは、イギリス生まれのアーティストJulian Beeverさん。パフォーマーでもある彼は、自分とイラストが一体になるこ...
東京生まれの東京育ち。1998年生まれの20歳。
近年、“映え”目的のインスタグラマーやオールインクルーシブのパッケージツアーで参加する人が増えているそうです。
街中に突如現れた巨大な動物のアート。独特の質感とインパクトで、見る人の心を掴みます。よくよく見てみると、このダイナミックな動物たち、何かを集めて作られてい...
「ついに世紀末か」「巨人にやられてしまう」「助けてくれ」そんな声が聞こえてきそうだけど、これは巨大なアートなのでご心配なく。作品があるのは、イタリアのベニ...
街中に忽然と現れる、巨大な白い布。よく見ると、すべてハンモックになっています。これは、ドバイのとあるエリアで見られる光景。この街が抱える問題を解決するため...
驚異的なパフォーマンスにはビックリで、アクロバティックな演奏がスゴい!
突然ですが、フィットネスジムって高くないですか? 日本の平均月収はたしか32.5万ぐらい。対して、ジムの月会費の相場は1万円以上。給料の3%以上となります...
ロシア人アーティストAlex Shtanukさんは、巨大な“銀の海”を出現させるためにIndiegogoでクラウドファンディング中です。
「息をするのも苦しい」ペルーの首都リマの幹線道路に設置された看板に、記された衝撃的な文字。これはあるガス会社による、大気汚染の危険性を訴えるユニークな取り...
アーティストであるLor-Kさんの「Eat Me」というプロジェクトです。
Igor Morski(イゴール・モルスキー)は、現代社会を風刺した多数のイラストを発表しているポーランドのアーティスト。温暖化や監視社会、まるで何かに操...
こればっかりは、路上で食べてこそ。ベトナム風ぜんざい「チェー」について。
海外旅行は年1、2回だけ。トラベラーを名乗るにはあまりにフツーの旅行好き。武器はゆたかな想像力という名の妄想力!そんな私がいつか泊まろうと心に決めている(...
ラッピングされた巨大なプレゼントが出現したのはドイツ・ベルリン。誰に向けはものかと思いきや、氷点下になるこの街の寒さに震えるホームレスのためのものでした。
ホームレス問題が深刻化するカリフォルニア。状況を改善するためにロサンゼルス市長が建設会社に相談。考案されたのは、コンテナを使ったフードホールでした。
2019年1月19日から、コンテンポラリーアーティストKAWSによる巨大なアートが、台湾・台北の中正紀念堂の前に足を伸ばすようなかたちで設置されています。...
ナガタタケシとモンノカヅエによるアートデュオTOCHKAは、キャンバスではなく、空中に描く光のアニメーションを制作。アーティストたちが描くのではなく、プロ...
2014年、ロンドンのクリエーターSteve Cuttsによる社会風刺アニメが、世界的な話題となった。消費や欲望、自然破壊といった“見えづらい日常”の行く...
オランダのイラストレーターかつグラフィックデザイナーであるIvo van de Griftさんによる「Big City Lights」という作品は、真夜中...
神秘的な空間にそびえ立つ巨大な柱。まるで、ギリシャのパルテノン神殿を彷彿とさせます。「国土交通省 首都圏外郭放水路」は、世界最大級の地下放水路として知られ...