SNSにアップされる写真とはちがう、リアルな「平日の晩ごはん」

昨日の夕食は何を食べましたか?
そして、今日の夕食は何を食べますか?

SNSにはおしゃれなディナーや手の込んだ手作り料理の写真が並んでいるけど、みんながみんな、いつもそんな食事ばかりしているわけではないはず。一体、他のみんなは普段、どんな食事をしているんだろう?ちょっと気になりますよね。

写真家のLois Bielefeldさんも、そんな好奇心を抱いたうちのひとり。Bielefeldさんは平日の夜の夕食を、2年間で78家族分も写真に収めました。あえて「平日」にこだわったのは、休日の食事よりもリアル、だと考えたからだそう。

SNSにはアップされない
平日のリアルな「晩ごはん」

Cd0c840c0cecbeab8418a17f920d4d626c1995bf

マットを敷いて、床にお皿を並べ、みんなでテレビを見ながら。

8a7f7b9fec933bd39edfd75d502ce44b8f0a097d

庭で食事。手前のお皿に乗ったソーセージやパテがおいしそう。

53ef2c6abd0ce762603232945e2e068342a46e6e

ひとりは犬を愛でながら、ひとりはパソコンに向かいながら食べるピザ。違うことをしていても、食べているのは同じもの。

A8a8b64835c6afcd6adc907a9d7f6a51d24bd6f7

ひとりの食卓。スープが中心のシンプルな食事。

63aa26118ed12b994b388b7384124f5eda0d379c

こちらもひとりの食卓。パイプをくゆらせながら、ゆっくりと。タッパーから直接食べるところに生活感がありますね。

36cf5fe461ba45e702159f949a7f741a9bf09219

グランドピアノのあるおうち。右手のお年寄りのテーブルに並べられているのは、薬でしょうか、あるいはビタミン剤でしょうか。

Ffb776c9087b4ef206a30e6594d9136898fc1509

デリバリーしたピザとサラダで、バランスを考えて。

3f9e2b7299976088af5622581f0f6c45b152eb13

すっきりとしたミニマルなインテリア。外の様子を見るとまだ早い時間のようですが、仕事の合間にサクッとディナー、といった感じでしょうか。

D49e796069f1714989b7cb66bde00f2734fa328a

賑やかな子ども部屋で、床ピザ!

3eebff6b14a2c2fce49f49a781c6982d9ead42ad

楽しそうに談笑。きっと毎日こんな風に話をしながら食事をしているのでしょう。

8c286a1709ff87d74f46d583ed88f7aab466d27b

にぎやかなテーブルの上とお兄ちゃんのやんちゃそうな表情、弟の甘えたそうな表情から、お母さんの子育ての苦労が偲ばれます。

2a7a6541950e2bd4986abf454fb509318d868709

イームズの椅子に腰掛けて、ワイングラスを傾ける夜。

人間は単純じゃない
「多様性」こそが魅力

ここまでの写真はほとんどがアメリカの家庭ですが、同じ国でもここまで食事の習慣が違うものなのか…と気付かされます。

「人間というのは、驚くほど複雑で多面的な存在です。しかし日常のなかで、次第に決まった習慣を守るようになります。毎日別のことをするのは、かえって認知的に負荷が高いからです。

食事は、毎日の儀式のようなものです。それによって、自分がどんな存在なのかが定義されます。私は他人の習慣にとても興味があり、どうして、どのように、いつどこで食事をしているのかが気になってしまうのです。

詮索好きという性格のせいもあるかもしれませんが、人が持つ多様性って興味深いものですよね。人間は物事を単純化したがるものですが、私たちの行動は、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。この複雑さこそが、人の美しさ、素晴らしさだと思うんです」

Licensed material used with permission by Lois Bielefeld
テレビやネットを通しては見れない、リアルなアメリカを映す写真がある。被写体は皆、ベッドルームにいるBarbara Peacockさんの写真だ。様々な年代や...
アメリカ合衆国の北フィラデルフィアのに位置する、ケンジントン。そこは、バッドランドとも呼ばれ、薬物中毒者が集まる場所。あまり口にされることのない、闇に包ま...
旅の醍醐味の一つは、自分の日常とは違う、その土地の「リアル」を知れること。だから、民泊をして現地の日常を覗いてみたり、地元のスーパーで食材を調達してお料理...
ブリュッセル在住のEric Lafforgueが撮影したのは、何かと謎の多い“北朝鮮の日常”。彼が捉えるのは、日々の何気ない光景のように思います。しかし、...
世界各国の若者の部屋を6年間にわたり撮影。フランス、スイスなど世界各国で続々出版。「ナショナルジオグラフィック・ポーランド」が絶賛し、いま、全世界で話題沸...
映画のワンシーンを彷彿とさせる写真の数々。「CINEMATIC NYC」と題されたシリーズ作品を撮影したのは、アムスルダムを拠点とするフォトグラファーのS...
画家ゴーギャンが「古城のよう」と表現したことで知られるポリネシア、モーレア島を拠点に活動する写真家夫婦ヴィルジニさんとサミュエルさんは、10年ものあいだポ...
プロのモデル並みとはいかなくたって、自分のあるべき場所で生き生きしている姿は、やっぱり美しい。大切な家族のそばで見せる笑顔であったり、しごとに勤しむ時の真...
シリア内戦の引き金となった抗議デモが本格化してから、7年。いまだに終わりの見えない混沌のなか、人々はどのように生活しているのでしょうか。イラン人写真家Al...
ニューヨークに訪れたら定番の観光スポットも回ってみたいとは思うけど、写真で見たことのある場所に行くだけじゃ、少し物足りないと思うのも事実。ポーランド出身の...
犬は、人間よりも早く歳をとるもの。だから歳を重ねる毎に、なるべく長生きして欲しいと祈りつつも、覚悟はしておかなければならないと自分に言い聞かせる。犬と一緒...
写真はときに、言葉以上のストーリーを私たちに伝えてくれます。ある写真家は、亡くなった夫を写真の中に呼び戻し、実現しなかった家族写真をつくりました。ステファ...
まるで鋭い銃弾に打ち抜かれたような印象を与える、引き裂かれた写真。写真のコラージュ作品はデジタルで制作されることが多いけれど、Fabian Oefnerさ...
SNSのプロフィール写真って、やっぱりこだわりたくなりますよね。角度を工夫したり、加工してみたり…。でも、自分で「これが一番いい!」と思っても、意外と他の...
撮影機材はスマホ、加工も必要最小限。なのに、構図のセンスや工夫がキラリと光る作品ばかり。これ、本当に全部スマホで撮ったの?アルジェリア出身19歳のMoun...
NHK大河ドラマ『平清盛』やJR東日本『JR SKISKI』などの広告写真から雑誌撮影まで、幅広く活躍する写真家、鈴木心。彼は、写真の楽しさを多くの人に知...
ランドスケープフォトグラファーLudwig Favreさんによる、カリフォルニアに行きたくなる写真集『CALIFORNIA』。
加工しているのかわからない、リアルさを売りにした合成写真はたくさんあると思う。だけど、アメリカを拠点に活動するフォトグラファーStephen Mcmenn...
25年間、ずっとモノクロ写真を撮り続けてきたJason M. Petersonさん。5年前から写真を公開し始めて、今やインスタのフォロワー数は100万人越...
「いいね」がたくさんついたり、コメントがついたり。SNS映えする写真を追求するたびに、リアクション数が増えていったら、嬉しい気持ちになるのもわかります。け...