ポーチの中にそっと忍ばせたい。手づくりのソーイングセット。
手のひらにすっぽりおさまる、小さなソーイングセットです。
これは、仲良しの友人が「これ、ゆみさんにいいと思って」って、プレゼントしてくれたんですよね。
この友人からはよくプレゼントをいただくのです。どこかのお店のオリジナルではなくって、手づくりのものみたい。
フタを開けると内側がドットなんですよ。色合いもかわいいでしょう。
最初、中に入っていたのは、箱と同じ柄の糸まきだけでした。
そのあと、ボタンや糸、待ち針なんかを自分で入れて。
あとは、糸切りバサミがあれば完成!
なんですけれど、この箱にあうような、ちょうどいいサイズがなかなか見つからないのよね……。
こういうものって、仕事柄持っているものだと思われがちなんですけど、これを手に入れるまでは持ったことがなかったんです。
出番は少ないんですけど、なにかあった時に持っておくと安心するので、毎日ポーチの中に入れています。
石川ゆみ/布小物作家
アパレル会社等に勤務するかたわら、趣味として布小物を作り、作品展も行う。1999年より布小物の作家として始動。2003年、器と雑貨、自作の布小物を扱う店「Ekoca(イコッカ)」(東京・恵比寿)を友人と共に始める。2008年より作家活動に専念。各地で開催するワークショップは常に満員御礼。肩の力の抜けた愛らしくナチュラルで優しいデザインの作品は、幅広い年齢層に支持されている。http://yumi-ishikawa.com/
Photo by 元家健吾
今、僕らがリアルに使っているもの、使えるもの。『ビー』の記事は、毎日1本公開中です。