雑音はシャットアウトしつつ、大事なコトは聞き逃さない「耳栓」

ピアノやステレオなど音響機器の音、スマホの着信音やアラーム、PCのキーボードをたたく音、ドアを閉める音、人の話し声、ペットの鳴き声、冷蔵庫や掃除機など家電製品の音…。

僕たちは、知らず知らずのうちに多くの雑音を耳にしている。多くの雑音を聞き続けていると耳や脳が疲れるだけではなく、大きなストレスとなり得る。

そんな事情は万国共通なんだろう。オランダのミュージシャンたちが開発した耳栓「Knops」が話題になっている。コイツのスゴいところは、つまみひとつで外界からの音ボリュームを調節できるところ。クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で目標額の8倍以上の資金を集めたという注目株だ。

ミュージシャンが開発
ボリュームが調節できる耳栓

耳栓をしていて困るのは、調整ができないところ。完全な無音状態というのは、目覚ましの音を聞きのがしたり、スマホの着信音に気づかなかったりと不便なことも多かった。でも、「Knops」は、雑音の程度に合わせて4段階で調節できるようだ。

メタル野郎には、STEP4。ISOLATIONモードは、ノイズを完全にカット。集中して作業する場合には、理想的な環境を作り出すのが正解だよね。

元カノには、STEP3。LIVE MUSICモードなら、音楽のライブと同じレベルの爆音だってボリューム調整ができればへっちゃらかも(笑)。

セクシーなお隣りさんには、STEP2。CITY NOISEモードで、都市の騒音をフィルタリングして音量を減らしながらも、肝心なことは聞き逃さない。

ヒップホップのブラザーには、STEP1。CLEAR SOUNDモードなら、耳栓をしながらでも耳栓なしで聞いた時と同じ音が聞こえるみたい。

調整方法は驚くほど
カンタン

この手のデバイスって、ハイテクで操作が面倒くさかったりするもの。でも、「Knops」なら、そこらへんの心配も無用。複雑な電子装置も、アプリも、バッテリーも一切なし。耳に装着した後は、つまみを回すだけで音を調整できる仕組みなのだ。

「Knops」のポイントは、スタイリッシュでシンプルなデザイン。余計なものをとことん排除したカタチは、見た目にも美しい。これなら、どんなファッションにもマッチするはず。たとえ、1日中装着していても違和感もなく、まわりの目を気にする必要もないだろう。

ベースになっているボディは、白と黒の2種類。また、リング状になったスチールの色は、ゴールドとシルバーの2種類。さらに、スチール部分に関しては、スムースなものと表面上にギザギザした2種類が用意されている。これだけの豊富な種類から、自分の好みに合わせて選べるのは嬉しい限り。

現在、クラウドファウンディングサイト「INDIEGOGO」で、69ドル(約7,600円)から先行予約をすることができるようだ。では、最後に動画でじっくりとチェックしてみよう。

Licensed material used with permission by KNOPS
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。