「聞こえる耳栓」こそ安眠の救世主?
気がつけば、いつの間にか周りには「基本の防災グッズは持ってるよ」という友人が増えていました。
この10年間、みんないろんなことを考え、いろんな行動を起こした結果なんだと思います。
でも、備えることに終わりはないのかもしれません。知らなかったけど、「聞けば確かに」 と誰もが納得する防災グッズが、まだまだある。
42年以上に渡り、災害用長期保存食(備蓄食)のパイオニアと
まずは「聞こえる耳栓」から。
耳栓だけど「聞こえる」
ことに意味があるんです
災害時、避難所などで長時間過ごさなければならなくなったとき、同じようにその場に集まったたくさんの人たちの会話や足音などによって、ストレスを受けたり、夜眠ることができなくなる人も多いといいます。だから、基本の防災グッズリストにはだいたい「耳栓」が入っているんです。
しかし、耳栓に「聞こえるもの」があるなんて、想像したこともありませんでした。
この「クオリネ」という商品は、音圧(ボリューム)をコントロールしながらも、完全には音を遮断しない耳栓。つけたままおしゃべりもできます。
外界音を完全に塞ぐのではなく、高い音から低い音までのすべての音域で音圧を20dB減衰する仕組みになっていて、音の伝わり方が違う二つの素材(柔らかいシリコンと硬いABS樹脂)の絶妙な組合せと人間工学に基づいた設計により、音質はそのままにボリュームだけを下げ、自然な聞こえ方を保ってくれるのだとか。
このように聞こえることのメリットは、必要な音、つまりアラームや警報、周囲の異常音などを聞き逃すことがないので、逃げ遅れるなどの心配をせず、安心して休むことができるという点。
災害時は、生き残るためにやらなければならないことがたくさんあります。
極度の緊張状態では、アドレナリンという興奮物質が分泌されることによって、どんなに動いていても疲れを感じることが少ないともいわれますが、実際、身体と脳には大きな負担がかかっているもの事実。
だからこそ、「しっかり休むこと」はとっても大事なこと。迅速な災害復旧を目指すためにも。
とはいえ、災害時、完全に音をシャットアウトしたいという状況もあると思います。それなら、通常の耳栓とこのクオリネをどちらも用意しておいて、状況に応じて使い分けるというのもありかもしれません。
ちなみにクオリネは、災害時ばかりでなく、聴覚過敏症の方や、製造工場、建設現場などで働く方におすすめする耳鼻科医もいます。生活音でストレスのある方など、もしかすると日常的に使える場合も結構多いかも。
『クオリネ』