日常使いもできる。今買い足すべき「+αの防災グッズ」7選
新しい防災グッズを一つ買い足すとき、それは、あらためてその意味を考える機会になっている気がします。
この数年間で、「基本の防災グッズ」は買い揃えたという人も多いはず。
それでも、備えることに終わりはないから、何年目かの節目でなくても、平和な日々を淡々と過ごしているときでも、お気に入りの雑貨を探す感覚で、日常的に「防災アイテム」に注目する人が増えればいいなと思います。
42年以上に渡り、災害用長期保存食(備蓄食)のパイオニアと
01.
「聞こえる耳栓」こそ
安眠の救世主?
災害時、避難所などで長時間過ごさなければならなくなったとき、同じようにその場に集まったたくさんの人たちの会話や足音などによって、ストレスを受けたり、夜眠ることができなくなる人も多いといいます。だから、基本の防災グッズリストにはだいたい「耳栓」が入っているんです。
この「クオリネ」という商品は、音圧(ボリューム)をコントロールしながらも、完全には音を遮断しない耳栓。つけたままおしゃべりもできます。
そのように聞こえることのメリットは、必要な音、つまりアラームや警報、周囲の異常音などを聞き逃すことがないので、逃げ遅れるなどの心配をせず、安心して休むことができるという点です。
02.
男心をくすぐる
「たためるヘルメット」
災害時は、建物のなかでも、外を歩いている状況でも、上からさまざまな物が降ってくる危険性があるため、「ヘルメット」も、防災グッズとして備えておきたいものの一つです。
「タタメットBCP」は、たたんでしまっておけるヘルメット。収納時の厚さは「3.5cm」、大きさは「33.2cm×22.1cm」で、本棚や引き出しのなかなどにも入れておけるサイズ感ながら、厚生労働省保護帽規格「飛来・落下物用」の国家検定合格品という確かな品質も備えた商品です。
使うときの手順も難しいことはありません。
03.
40万個の菌を約100個まで
減少させる「消臭下着」
水は災害時、とても貴重な存在であるため、使用を制限されます。毎日当たり前のようにおこなっている「洗濯」さえもままならないのです。
この「デオエスト」という商品は、30秒で加齢臭から汗、ワキ、足のニオイ、オナラや排泄物のニオイまでも消臭してくれるという下着。
ナノレベルのセラミックスが、ニオイ成分をすばやく吸着させてニオイの元を閉じ込め、ニオイが広がるのを防いでくれるうえ、金属イオンがニオイ成分を分解し、消臭するという仕組みになっています。
04.
津波被害を契機に考案された
「クッション」
私たちが備えるべき「地震」では、建物の倒壊やライフラインの断絶だけが起こるわけではありません。2011年の東日本大震災で、あれほど多くの人命が奪われた最大の要因は「津波」だといわれています。
この「浮くっしょん」と名付けられた商品は、まさに東日本大震災で、津波による溺死者が多かったことを教訓として考案されたもの。一見すると、39cm×39cmのクッションなのですが、じつはカバーのなかには「ライフジャケット」が収納されています。
05.
究極の火種
「百年保存できるマッチ」
もしものとき、真っ先に復旧されなければならないインフラも、復旧までに相当な時間を要することが考えられます。それに備えるために必要なのは、ライフラインから独立した“火種”を備えること。これは「自助防災(自分の身は自分で守る)」の観点からも、とても重要なことです。
この「スライド缶入り 安全マッチ」は、耐久性の高いスライド式アルミケース缶入りの安全マッチなのですが、マッチを擦る側薬を缶の裏フタに装着することにより、外部からの湿気対策を強化。
さらに一缶ずつ透明ビニール袋に完封することで、防水防湿効果が高まり長期間の保管を実現したアイテムです。
06.
キャンプでも使える
世界最小の「火力発電機」
「火力発電機」などと聞くと、えらく大掛かりな装置をイメージしがちですが、この「BioLite キャンプストーブ2 PLUS」は、直径12.7cm×高さ21cm、重さも935gしかありません。恐らく、世界最小の火力発電機とのこと。
小枝や小さな薪などを燃焼室のなかに入れて燃やし、発生した熱を電気に変換。充電された電気でファンが稼働し、燃焼室に空気を送り込むことで燃焼効率が向上、焚き火の火力が増すという仕組みになっています。
で、このファンを回すための電力が十分蓄えられた後の「余剰電力」を、USBポートをつないで携帯電話や外部機器の充電に利用できるというわけです。
07.
水でも作れる
「25年保存可能なシチュー」
なにかと制限の多い災害時、少しでもおいしいものを食べられるというのは、多くの人にとって心の支えになるともいわれています。
今や、おいしさのほかにもさまざまなメリットを併せ持った非常食がリリースされていますが、なかでも「サバイバルフーズ」という商品は、3年から5年が一般的な非常食の保存期限というなかにあって、25年間の保存を可能にした、ちょっとすごい商品。
つまり今購入すれば、2046年まで保存しておくことができるのです。