マンネリカップルが尋ね合うべき「7つの質問」

人の関係はずっと同じとはいかないもの。長く一緒にいれば、どんなに仲の良いカップルだって、うまくいかない時期がやってきてしまいます。

The School of Life」は、マンネリ化したカップルの関係を築き直すために「7つの質問」を投げかけました。普段は聞かないことを話し合って、お互いのことをじっくりみつめ直したふたり。その質問とはどんなものだったのでしょうか?

01.
パートナーに褒めてほしい
あなたの長所は?

彼:「僕はすごく聞き上手だと思うんだ。気付いてないかもしれないけど、君のどんな話もきちんと聞くようにしてるよ」

彼女:「文句を言わないところ。機嫌が悪かったり、落ち込んでいたりするときでも、あなたが元気になれるようにサポートしているわ。私がやりたくてやっていることだけど、気付いてくれたらもっと嬉しいかな」

これは、相手に「褒めて!」と強要するための質問ではありません。

関係が長くなると、ちょっとした優しさも当たり前になってしまうもの。だから普段から「気付いてほしい」と思っていることを口にだして、お互いに理解を深めることが大切なのです。

付き合いたての頃はちゃんとしていたことでも、相手への甘えから徐々に気を使えなくなっていることもあるのではないでしょうか。

02.
逆境に立たされた時は
どんな行動をとる?

彼:「僕は、嫌なことがあるとふさぎこんでしまうタイプなんだ。他の人からみたら不機嫌そうで怖いかもしれないけど、僕はただ静かに考えてるだけなんだよ。あまり軽はずみな発言はしたくないからね。

だから僕が黙り込んでいるときは、何か考えているところなんだなって思ってほしい」

人は、窮地に陥った時は余裕がなくなるもの。そしていくら長い時間を共に過ごしているパートナーでも、その時にとる行動は理解できないものかもしれません。

だからどんな行動が自分がピンチな状況にいるサインなのか、またどういう行動は見逃してほしいのかを、あらかじめ伝えておきましょう。

03.
子供の頃に経験した
トラウマは?

彼女:「私は、相手をコントロールしたがるタイプだって自覚してる。

父が亡くなったあと、家族がばらばらになってしまって、母はそれをつなぎとめようと必死だった。私は長女だったから、自分がなんとかしなくちゃって思ったの。みんなを守って、母親みたいにならなくちゃって。たぶん、そのことをまだ引きずってるんだと思う」

パートナーの過去を知ることで、相手がただ気難しいのではないのだと理解できます。

04.
パートナーに
許してほしいことは?

彼:「君に無理やり仕事を辞めさせてしまったんじゃないかと思ってたんだ。ただそばにいてほしくて、ろくに話し合いもせずに自分勝手なことをしたんじゃないかなって。ずっと謝りたかったんだよ。ごめんね」

人間は完璧じゃないので、恋人関係においていざこざが起きることは絶対にあるでしょう。だからそれを素直に認めて、次にどう活かすかを考えることが、ふたりの関係を深くするコツです。

05.
本当は傷ついている行動は?

彼女:「あなたと一緒に他の友だちに会うとき、私がちょっと緊張したり、身構えたりしてるときがあるでしょう?

それをからかわれると、恥をかかされたようで、すごく傷つくの」

傷つくポイントは、人それぞれ違います。何気ない一言が、相手に大きなダメージを負わせている可能性も。だからできるだけ定期的に、話し合うことが大切です。週に一回確認してもいいくらいでしょう。

06.
相手にやめてほしいと
思ってることは?

彼:「一緒に出かけると、君はまるで僕の母親みたいにふるまうよね。僕の面倒をみるみたいに。それは居心地が悪いかな。

外では僕のことを、もっとひとりの大人として尊重してほしい。そうしてくれたら、もっと一緒に色んなことを楽しめると思うな」

いつも一緒にいるパートナーの行動は、自分の行動にも大きな影響を与えているもの。「もっとこうしてくれたら、自分も変われるのに…」という課題があれば、伝えましょう。人は、自分ひとりではなかなか変われないものです。ふたりで一緒に努力することで、より良い関係が築けるでしょう。

07.
もう二度と会えないとしたら
相手の何が恋しくなる?

彼女:「あなたはとってもユーモアがある人よね。そういうところが大好き。だからあなたがいなかったら、私の人生はもっと味気ないものになってしまうと思うの」

彼:「僕は子どもっぽいところがあるから、しっかりしている君にすごく助けられてるよ。君がいない人生なんて考えられないし、考えたくもない」

パートナーにもう二度と会えないとしたら…。そう考えると、相手の良いところがたくさん出てくるはず。いくらマンネリ化したと言っても、そこには深い愛があることに気付けるでしょう。口に出すだけで、思い出すことができるはずです。

動画で質問を実践したふたりも、7つの質問に答えることで理解が深まったよう。もしマンネリに悩んでいるなら、試してみる価値はあるかもしれません。

Licensed material used with permission by The School of Life
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