初デートでは、自身の魅力ではなく「弱さ」を見せよ。
好きな人と初めてのデート。どうにか成功させたいと思いますが、どうやってアピールすれば好印象を持ってもらえるのかを考えるのは、非常に難しいですよね。
「The School of Life」の動画では、デートで相手に魅力的だと思ってもらう方法を紹介しています。言ってしまえば当たり前のことですが、この基本を忘れないのが大切なのかもしれません。
デートで見せるべきは
「弱い部分」
初デートのアドバイスは、探せばいくらでも出てきます。「話しすぎてはダメ」とか「詮索しすぎないこと」とか、「小洒落たイタリアンのレストランに行くこと」とか「いい靴を履くこと」とか。
でもどうするのが正しいのか、今ひとつよく分かりませんよね。
デートは、言わばオーディションです。この人を自分のパートナーにできるかどうかを見定める機会と言えます。
だからこそ多くの人は、そのオーディションで「自分がいかに優れていて魅力のある人間か」をアピールしがちになります。自分と一緒にいることを楽しいと思ってもらえるように、必死になってしまうのです。
しかしそれでは、パートナーとして一緒にいて心地良いかどうかを見極めることはできないかもしれません。
パートナーと一緒にいるときに必要とされるのは安心感です。そしてそれを表すには、自分の弱い部分を見せる必要があります。
初デートでの不安を強がって誤魔化すのではなく「いま緊張しているよ」と素直に口にしたり、自分の好き嫌いを伝えたり、人間として弱い部分を隠さないで見せたりするべきなのです。
はじめは抵抗があるかもしれませんが、弱い部分を相手にきちんと見せることは、自信のある部分をみせるのと同じくらい大切なことです。
アピールするためだけに
デートするわけじゃない
初デートに期待を寄せてしまう気持ちは、もちろん誰にでもあります。しかし、あまり舞い上がってはいけません。狙った評価が得られなかったときに、反動で大きな失望に見舞われてしまう危険があるからです。
自分は相手のことを好きだと示唆しながらも、それを押しつけることなく落ち着いた気持ちで相手と向き合うことが大切です。
もしかしたら関係は上手くいくかもしれないし、デートの終わりで「ごめんなさい」と断られてしまうかもしれません。いずれにしても状況を受け入れる落ち着きと寛容さ、余裕を持ってデートに臨んでください。
デートは滑り出しと第一印象が大切です。でもだからといって、自分自身をアピールすることに集中しすぎてはいけません。なにも評価されるためだけにデートするわけではないのですから。
私たちはあくまで、相手に自分自身を伝え、そんな自分とパートナーになってくれるかどうかを相手に問うためにデートをするのです。良い部分だけを見せるのではなく、いつも通りの自分を知ってもらって、それでも自分のことを好きになってくれるかを相手に委ねるのが大切です。
初デートの日は刺激的で、きっと興奮が止まらないでしょう。しかし関係は、デートの後も長く続いていくものです。スタートダッシュでバテてしまわないように、落ち着いた気持ちで相手との親睦を深めましょう。