パートナーの嫌いなところを変えるために必要な「たった1つのこと」
恋愛をしていくと、どんなに可愛い彼女でもイヤなところが見つかると思います。ご飯の食べ方とか、喋り方とか。細かいことだけど、見るたびにうんざりにしてしまうようなヤツ。だけど、「どうやって、指摘したら良いのか分からない」という人もいるのでは?
人気サイト「The School of Life」の動画は、相手の性格や行動を変えるために必要なことを紹介しています。恋愛関係だけでなく、会社の同僚などにも役立つ方法ですよ。
いかに、自分の「想い」を伝えるか
自分がやったら、気分が落ちるし、不快な思いもしてしまう、「口やかましく文句を言うこと(Nagging)」。だけど、誰しもが経験したことがあると思います。その根底には、他人を変えたいという欲があるのでしょう。
完璧な人はいないから、こう思ってしまうのかもしれません。約束の時間に遅れないで欲しい、広い心を持って欲しい、反省をして欲しいなど。
家庭では、いつもスマホを見ていないで、洗い物やゴミの片付け、子供の面倒を見て欲しい、と思っている人もいるでしょう。
要するに、私たちは理想とは大きく異なっているのです。
だから、他人を変えたいと思い、口やかましくなってしまうのは、おかしなことではありません。言い換えれば、何かを改善しようと説得する、教育のようなものなのです。
だけど、一歩間違えば、何かを強要しているという風に、感じとられてしまいます。相手への希望を失っている状態が、良い具体例。
そういうときは、「今すぐにゴミを拾って!」や「寝っ転がってないで、何かして!」、「そこじゃない、あっち!」と厳しく指摘してしまうのです。
誰かに厳しくしてしまったあとは、とても疲れるし、悲しくなるでしょう。しかも、不幸なことに効果はありません。
先の教育の例を使うなら、生徒を非難してしまったら、レッスンは終了です。言われている相手は、聞いたふりしかしてくれません。
誰かに何かを変えようと説得するのに大切なのは、しつこく言わないことです。悩ませたり、罪悪感を覚えさせるのは逆効果。
愛情を注がれている、自分の性格を改善するのが大変だと理解してくれていると感じたとき、人は変わってみようと思えるのです。
誰もが分かっているのです。ゴミを片付けなきゃいけないことくらい。嫌な想いをさせたいと考える人は、1人もいません。
だけど、同情のない指摘は心に響きません。子どもを甘やかすときのように、曖昧なことに目をつぶってくれると、変わろうと思えるのです。
本当に誰かの行動を変えたいなら、十分に理解してあげて、愛情を持って説得しなければいけないのです。