彼がオフショルダーで登校したのは、「女子を守るため」だった。
ある日、カリフォルニア州ホリスターにあるSan Benito高校に、女子だけでなく、男子生徒たちもオフショルダーを着て登校しました。
誰もが自由に
洋服を着ることができる
「たくさんの女子生徒たちが、オフショルダーを着ていることを理由に、帰宅するようにと先生から言われていたんだ。彼女たちはもちろん、僕たち男子生徒も『理不尽だ』と感じた。べつに、勉強するうえで悪いことは1つもないだろ?」
Andrei(上記画像の男性)は、こう語ってくれました。どうやら、学校はいきなり校則を厳しくしたようで、多くの女子生徒が違反の対象になってしまったんだとか。
この状況に違和感を感じた彼は、友だちを巻き込んで、オフショルダーを着て登校することを決意。
友情に溢れる行動には何人かの友だちが、ありがとう!というコメントと共に写真を載せてツイート。だけど、Andreiの考えはもっと深く、こう続けました。
「このアクションを通して、日々、女性が直面している性差別にも抗議したかったんだ。全ての人の意見が尊重されるべきだし、自由に自己表現ができなければいけないと思う」
もちろん、学校が校則を厳しくしたことには、正当な理由がありました。肌を露出する洋服を着ることは、女子が乱暴を受ける可能性を高めてしまうと懸念したのです。
ただ、今回のAndreiたちの抗議に心が動かされた校長先生は、生徒会との話し合いの場を設け、みんなが納得できるような校則を作ると約束したそうですよ。
Licensed material used with permission by Andrei Vladimirov