なぜ、ペットを飼うことは健康にいいのか?

動物を愛する人は、犬や猫がそばにいるだけで、ポジティブな影響を受けて気持ちが安らぐと口にします。多分、それは、子犬が舌を垂れ下げている時に笑っているように見えたり、子猫が膝を撫でる際に温かさを感じるからかもしれません。

人々にとって動物の面倒をみて、家族の一員として受け入れるのは、珍しいことではありません。しかし、ペットによるセラピーは、うつ病や不安症で苦しんでいる人々にとってはとても効果的なオプションなのです。

理解しがたいことですが、多くの人々は、ペットはペットであり、知的ではないものとして自分たちの下に存在するものとみなしています。しかし、それは真実ではありません。動物愛好者やペットの飼い主たちは、友達や家族と行っている言語でのコミュニケーションを越えて、動物には、信頼感、忠誠心、愛情を提供する能力があることを認識しています。

もちろん、人間同士の絆が、ペットと飼い主との絆と同じということではありません。しかし、動物があなたに精神や身体の健康に重大な影響を及ぼすことは否定できない事実なのです。

Elite DailyのライターJulia Guerraの考察から紹介しました。

確かに、犬を飼っていた頃、僕も同じように感じることが数え切れないくらいありました。犬は、人間の言葉を話せないだけで、すべてを理解しているのだというのが、僕の持論でもあったりします。そして、僕たちが健康に生きるための助けをしてくれることも、なんとなく肌で感じていたことです。

なぜ、ペットを飼うことは健康にいいのか?早速、Juliaの考察を追っていきましょう。

#1 
ペットは、飼い主が精神的・肉体的に
問題があることを感知してくれる

例えば、私が感染症にかかってしまって何日もベッドやソファの上に横たわっていた時のこと。普段は、私の飼猫のAriaは、アパートメントの周りを回って好きなようにしていますが、その日は、ずっと私の隣に横たわり、離れようとしなかったのです。

医療ソーシャルワーカーであるCarol Calkinsは、次のように語っています。

ペットは、ぺット自身が望むのであれば、問題を持つ飼い主を前進させる無限の可能性を持っているものです。問題とは、うつ病、不安症、トラウマ、強迫観念や中毒症状を含みます。多くの人が、これらの問題を1つ以上は抱えているものです。

動物は人間同士とは異なる「言語に頼らないコミュニケーション」で、愛情や信頼を表現します。どんなふうに感じるかを説明する必要はありませんが、愛や快適さを感じることは間違いないはずです。

もちろん、Ariaが英語を理解してゴミ箱をひっくり返したり、おもちゃのネズミを水槽に落とさないようにと願うことはあるけれど、ペットと飼い主の絆は信じられないほどに美しいもの。私は、どんなことがあってもAriaを手離さないでしょう。

#2
飼い主とペットとの間には
ケミストリーが起こる

私は、夫がアニマルシェルターからAriaを家に持ち帰ってくるまで、ペットの一目惚れする瞬間なんて信じられませんでした。夫に猫なら新生児にして欲しいと伝えましたが、Ariaが夫を見るやいなや、夫は感じたそうです。「僕たちが探していたのは、この猫なんだって」

Live Happyのサイエンス・エディターであるPaula Felpsによると、2015年の調査では、ペットと飼い主の目があった時には、感情的なつながりを見ることができたということです。

飼い犬の目を見るだけで、「愛のホルモン」または「抱擁物質」と呼ばれるオキシトシンが放出されます。それは、私たちに愛と思いやりを急速に与えてくれて、信頼とリラックス感を助長してくれます。

私たちがペットから受ける愛情と仲間づきあいは続くので、私たちが一日中、気分よく過ごすことができるようになるのです。

私は、この研究を読んで、大きく頷きました。

#3
飼い主はよりハッピーで、
より健康的である

私たちは、仲間は幸せな生活を送るための重要な要素だと知っていますが、人間とペットの友情はとてもユニークです。

2011年、「Journal of Personality and Social Psychology」に掲載された一連の実験結果によると、ペットは飼い主に社会的、精神的、肉体的な支援を提供できると結論づけられ、さらに、他の人々とより強く、より積極的な関係を促進してくれる存在であるとのこと。

Allen R. McConnell博士は、Psychology Todayに以下を報告しています。

私たちが知っていることの1つは、生活の中で、近くて重要な関係(例えば、夫婦や親友)には「自分自身も含まれる」ということです。つまり、生活の中で重要な人々に関しては、自己概念の中で認識的、あるいは、感情的に絡み合っているということです。

健康的な人は、自分の人生の中で近くにいる人と共感して、彼らの視点を取り入れて、自分の感情を本能的に分かちあいます。私たちの仕事は、ペットが同様に機能することを実証しました。彼らは、健康と幸福を促進するために力を発揮して、多くの家族のメンバーとなっているのは疑いの余地もありません。

#4
ペットは飼い主にとって
ベストパートナーとなれる

私は、間違いなく、猫を抱きしめて夜を過ごしたり、妹の犬と遊んだりして、治癒経験をすることを考えています。でも、動物が治療用ペットとして正式に登録されるためには、医師の承認が必要です。

先出のCarol Calkinsによれば、ペットが個人の治療の一部、または、正当な感情支援の源泉だと認められるためには、飼い主とペットは「メンタルヘルスの専門医か医療専門家」にその動物の必然性についての書類が必要とのことです。

言い換えれば、書面にて許可証を取得しなければならないということです。しかし、一度、治療用ペットとして登録すれば、あなたはペットをどこにでも連れて行けるという特典を得ることができます。

National Service Animal Registryによると、一度、登録すれば、あなたとぺットは、アメリカ人障害者法に保護されることになります。つまり、レストラン、ホテル、商店、競技場、飛行機などを含む公共サービスにペットを連れて行けるようになるのです。

要するに、あなたのペットとは世界中を旅して、あなたは、幸せで健康でいられるということなのです。とても素晴らしいと思いませんか?

Licensed material used with permission by Elite Daily
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。