コミュ障で悩んでいる人を、「やさしく」受け入れよう。
パーティや飲み会など、大勢が集まって交流を深める場が苦手な人は結構いるんじゃないでしょうか?私もそのひとり。初対面の人の前では、どうしても上手く振る舞えません。「みんな楽しくやっているのに、どうして自分はこうも不器用なんだろう…」。なんて、自分の性格を否定したくなる時もあるくらい。
イラストレーターのNeethiは、いわゆる“コミュ障”の心理を描写しています。彼女は、外交的な人も内気な人々の「心の状態」を理解することで、何か変わることがあるとヒントを与えてくれているのです。
「内気」な女性が、
パーティに出かけたら。
ある内気な女性がパーティに出席したとします。開始時間より前からいたのにも関わらず、彼女は「場の空気」に馴染めずに乾杯のドリンクを持ったまま立ち尽くしてしまうのです。
ドキドキと早くなる鼓動と、手の平にはびっしょりと汗。「こんにちは」「楽しんでます?」など、最初になんて声をかければいいのかわからないまま、心はただ不安でいっぱいです。
ぽつんと立ち尽くしたままの彼女を見て、ステキな男性が話しかけてくれました。でも、「あぁ、そうですね」「うーん…」など、気の利かない言葉を小さな声で返すことしかできません。
口が動く回数よりも、キョロキョロと不安そうに目を動かす方がずっと多くなってしまったようです。
イライラしているのは、相手の会話にではなく自分自身に。とにかく居心地が悪くて、落ち着きません。
自分の考えが頭に浮かぶものの、間違っているんじゃないかとか、相手を不快にさせるのではと、ついつい要らぬ心配をしてしまいます。そんなことばかり考えているので、会話も頭に入ってきません。もう、黙って頷くことしかできないのです。
結局、彼女はパーティを楽しむことができませんでした。
無理に「変わる」必要はない
パーティに行った女性は、本人にとっても側から見ても残念な結果になったように見えます。だからと言って彼女の性格はなかなか変えられません。でも、本人も周囲も無理に変えようとするのではなく、「受け入れる」ことが大事なのではないでしょうか?
Neethは、このイラストがマイノリティの人々の助けになればと思い描きました。内気な自分に悩む人に向けて彼女からメッセージがあります。
性格を変える必要はない。会話で上手く気持ちを出せないなら、絵・文章・写真・料理・音楽・アートなど表す方法は無限にある。あきらめるとか、我慢するんじゃなくて、何かで「自分らしく」人と関わることが大切だと思う。