土に還る「マスク」
コロナ禍で生活に欠かすことのできなくなったのがマスク。なかでも不織布マスクを常備している人がほとんどだろう。
だが、主な素材である「ポリエステル」「ポリウレタン」「ポリエチレン」は、すべてプラスチック。つまり、着用すればするほどプラスチックゴミを増加させてしまうわけだ。
使い捨てマスクが海へと流れ出てしまう映像を目にしたことがあるだろうか。ゴミの不始末とはいえ、そういったケースは世界的にも少なくない現状。言うまでもなく海洋生物に与える影響は大きいし、エコシステムの均衡を悪化させる原因にもなりかねない。
こうした環境問題に取り組むべく開発されたのが、「ECOthical Mask(エコシカルマスク)」。土に還るマスクだ。
©サムライワークス株式会社
素材は、バイオマスプラスチックと生分解性プラスチック。どちらも「プラスチック」と付くが、化石燃料でなく植物が主な原料。微生物のちからで水と二酸化炭素に分解されるそうだ。
もちろん強度や使用感は、従来品と同様。フィルター1枚で細菌・ウイルスを含む微粒子まで99%カットしてくれる。しかも、素肌に近い弱酸性ならば、敏感肌でも安心して使いやすい。これはありがたい。
©サムライワークス株式会社
カラーはホワイト、ライトグレー、ラベンダーグレー、ヌーディーベージュの4種類。現在、オンラインショップにて予約販売中だ。
ちなみに、同製品を手がける「SAMURAI WORKS」は、他にも竹や木の糸を使ってつくった人と環境にやさしいマスクを展開中。ぜひ併せてチェックしてみて。
『ECOthical Mask』
Top image: © サムライワークス株式会社