「片付けが苦手」なあなたの心が、スッと軽くなる記事。
今年も残すところ約3週間。身の回りの整理をして来る年に備えたいところです。
ここに紹介するのは、片付けが苦手な人のための指南書。ミニマリズムを推奨する「Becoming Minimalist」より、Joshua Beckerが注目する「最低限ここだけは!」のポイントです。
しかも、たった5分間で、少しずつ部屋をキレイにしちゃおう、というもの。あとは、キッカケひとつですよ。
住みたい家を想像したとき、散らかった部屋を想像する人はいませんよね。だって快適な暮らしには、心が落ち着き、平和、そして自由をもたらしてくれるスッキリしたスペースが必要だから。
でもこの“スッキリとしたスペース”って、なかなか手に入れ難いもの。気づいたらものが増えていたり、しばらく片付けていないとさらに散らかっていくばかりで…。断捨離するにも、手をつけるのが億劫になるのも無理はありません。
かといって、週末の間に一気に整理するのは忙しい人にとって現実的な手段とは言えない。ならば毎日ちょっとづつ片づけを生活に取り入れていくことで、キレイな家を手に入れてみてはどうでしょう?
01.
ダッシュボード、ドアポケット
車の中を片付ける
車の中はいらないものの宝庫。古いCD、サングラス、ハッピーセットのおもちゃ、レシート、小銭、空っぽのペットボトル、紙くず…。
これらを片付けるためにゴミ袋をふたつ用意しましょう。ひとつはゴミ用。もうひとつは別の場所に移す用の袋。必要ないものは、該当する袋に詰めていきましょう。いらないものがどれだけ車内に転がっているか、きっとビックリするはずです。
02.
寝室はチェストの上から
寝室はゆっくりリラックスできる場所であると同時に、親密な時間を過ごす場所でもあります。物がそこら中に散らかっていては、体が必要としている休息もとれるはずがありません。
集中して片付けに取り組んでみてください。5分もあればチェストの上は片付くはずです。すると、寝室のムードもガラリと変わるでしょう。
03.
薬のまとめおき
薬をまとめておいている棚や引き出しを覗いてみてください。きっと中には空っぽの容器や使用期限が過ぎているもの、それからもう長いこと使っていないもので埋め尽くされているのでは?
数分かけて要らないものを取捨選択し、棚に必要なものだけを残す。そうしていらないと判断したものは、賢く処分しましょう。
04.
元あった場所に戻す
子供がいる家庭なら、あたり一面おもちゃが散漫している光景なんていつものこと。でも、ここにだって手をつけていかなければ。
対処法としては、子供が寝る前に元あった場所に戻させる時間を設けること。数分でも。それも難しいのなら、おもちゃの数を減らすことだってひとつの手。でも、まずは子供たちに「使い終わったものを元あるところに戻す大切さ」を教えるところから始めましょう。子供のためにもなるわけですから。
05.
半年出番のない食器は処分!
最近よく見かけるのは、“同じものがいくつもある現象”。中でもこの現象が発生しやすいのが食器棚です。コップやマグカップ、器やお皿……実際にはどれくらいが十分なのでしょう?
いつの間にか許容量をはるかに超え、コレクション化していたり。奥のほうに置いてある、ほとんど使わない食器たちを、引っ張り出してみてください。キッチンスペースを有効活用するためにも、使わないものは思い切って処分!
06.
ガラクタが押し込められた棚を片付ける
ガラクタを片付けるのって結構時間がかかってしまうもの。でも時間がとれるのなら、いっそのことキレイにしてしまいましょう。ただし時間がとれない場合は、タイマーを5分にセットして。
時間内に処分しようと思ったもの、とっておくものを選別してみましょう。正直5分は短い。それでも集中できさえすれば、想像以上にスッキリしますよ。
07.
郵便物や書類を整理する
気づいたら郵便物がテーブルの上に山のように積み上げられている、机の上は書類だらけ…なんてよくある話ですよね。
そんなときは、まずあるべきじゃない場所に積み上げられている書類から処理していきましょう。例えばキッチンのカウンター、ダイニングルームの机、コーヒーテーブル、など。こういったエリアならササッと片付けられるはず。
できそうであれば、次はもう少し大きな書類のヤマも整理してみましょう。最初の一歩を踏み出してしまえば、案外次のヤマへのアタックも気分ひとつ。
もちろん人によって家の整頓法は違います。場合によっては、私が5分なんて言ったものにそれ以上の時間がかかってしまうこともあるでしょう。でも、ほとんどの場合は自分が思っている以上に早く終わるもの。今回挙げた7箇所すべてキレイにするのもよし、1点集中するもよし。何かしらの片付けに取り組んだ、という行動力が気持ちを晴らしてくれるのです。
一度行動に出たのも十分立派。でも、継続は力なり。断捨離をして、ハッピーな生活を手に入れてみてください。ものが少ない人生も悪くありませんよ。