人生において、絶対に旧友が必要なワケ

僕たちは、誰でも旧友を持っている。学校で一緒だった友だち、職場が一緒だった友だちなどだ。歳をとると旧友と会う頻度が少なくなったという人は多いのかもしれない。だけど、彼らは、最近出来た友だちとは大きな違いがある。

それは、「かつての自分を覚えていてくれる」ということ。その価値について再認識させてくれるのが「 The School of Life」のこの動画。最後まで見ると、なぜ、旧友が大切なのかを教えてくれるのです。長年、疎遠だった懐かしい顔に会いたくなるかもしれませんよ。 

旧友がかつての自分を覚えていてくれることは、今への大きなヒントを与えてくれる。14歳の頃、僕たちはうるさい両親に腹を立てます。

でも、20年後ではそれが不条理で恩知らずだったと知ることになります。子どもの反抗期であなたが悩んでいるなら、「昔のお前だってそうだったじゃないか」と言ってくれれば、少しは気が楽になるかも。

22歳になれば、独身生活に苦痛を感じます。そして、特定の友人たちと多くの時間を共有します。

やがて、45歳になると、周りには若い家族が増えていき、独身であるならばますます自分自身の殻に閉じこもってしまいがち。そんな時に旧友は大切なことを教えてくれるのです。

僕たちは、それぞれ何十年に渡って、異なる視点を持って生きています。故に、旧友は、ふと忘れがちだったことを呼び覚ましてくれるわけです。

旧友というのは、人生における最高の教授のような存在です。旧友は、かつて自分が歩んだ苦労を、少し天狗になっている成功者に思い出させてくれるのかも。

そうすれば、成功者たちも謙虚になって、世の中全体がやさしくなることにつながるかもしれない。そういった意味では、良い政治家の条件は旧友がたくさんいることなのかもしれないですよね。