最高のトモダチは自分自身。なぜ、それが重要なのか。

ここに紹介する「The School of Life」動画のテーマは、「自分と友達になること」。誰かと、ではなく、自分と。

ちょっと変わったテーマかもしれませんが、この動画を見て、友情とは、そして良き友達とはどんな存在なのか、と改めて気づかせてくれました。

自分自身に何ができるかだけではなく、周りの友達とより絆を深めるためにも何ができるか、考えるキッカケになれば。

自分自身を
親友にしてみよう

「自分と友達になる」という表現は、とても奇妙に聞こえるかもしれない。けれどそれは、自分自身を大切にするということでもあります。私たちは、“友達”という言葉を聞くと、自分とは少し距離のある別の人物として思い浮かべてしまうからです。

でも自分と友達になるという概念は、とても大切。もし、あなたの大事な友達がトラブルにあったとすると、あなたはその友達を励ますはず。例えば、恋人とうまく行っていないと相談を受けたら、ちゃんとアドバイスをしますよね。

友情には、建設的な賢さと励ましを捧げるような関係性がありますが、それはそのまま自分自身にも当てはめられるということを、私たちは忘れてしまうのです

まず、良い友達というものは、ありのままのあなたを好きでいてくれるはずです。あなたの持つ夢や将来に対して、プラスになるように応援します。それは時に、自分が考えていたものと違う意見やアドバイスとなるかもしれないけれど、あなたに対しての否定でも脅しでもありません。

そして、良い友達は、お世辞や空っぽな褒め言葉だけで持ち上げているのではなく、悪い方向へと導かないように助言をしているのです

良い友達は情の深い人であり、理解してくれる人。そして自分が失敗したり、愚かなことをしたからといって見捨てるような存在ではありません。良き友達は、忍耐強く、付き合って行こうとするものです。それは、私たちが相手へも、自分にも、見過ごしてしまいがちな考えです。

若い時に、キャリアパスを決めなければならない。この人で良いのか、とコミットすべきか悩む。先は暗くて見えない…失敗するかもしれない。

でも本来の良き友達なら、失敗なんて珍しくもないのだし、むしろ、友達こそが新たなスタート地点へとあなたを導いてくれる存在。だって、失敗は誰だってするものであり、ただ私たちが知らないだけだから。良い友達なら、そういうところを理解してくれるのです。 

では、それをなぜ自分にできないのかということ。

私たちには、良い友達になるためのスキルがこんなにも備わっているのだから、自分にだってできるはずです。トラブルにあった友達に対してやれることを、私たち自身に行えば良いのですから。友達を思いやる心を少しでも自分の方へと向けてみたら、何かが変わるかもしれませんね。

Licensed material used with permission by The School of Life
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。