タバコやお酒だけじゃない。「依存症」って、もっと身近なもの。
仕事でストレスがたまったときは、ジムに行くようにしています。思う存分体を動かして汗をかいた後には、なんだか気分が明るくなっている気がして。
でも、この「The School of Life」の動画を見て、「僕はあくまでも筋トレに頼っているだけで、本質的な解決策にはなっていない」、ということを痛感したのでした。
「依存症」って、なんだろう?
Image by The School of Life
「依存症」と聞いたら、どんなイメージが思い浮かびますか?
公園でヘロインを注射している人、朝からジンのボトルを持ってふらつきながら歩いている人、警察を気にしながらマリファナを吸う人。非日常的な出来事かもしれませんが、どれも当たっています。
だけど、僕たちの身近なところにも依存症の人がいるんです。ある研究は、ドラッグやアルコール以外にも、たくさんの問題があるといいます。
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ここで正しく定義しなおすなら、依存症は「自分の気分を明るくするときに、何かに頼ろうとする状態」です。つまり、ドラッグやアルコールだけでなく、依存するものは人によって異なるのです。
自分の負の感情の分だけ
何かに頼ろうとする
Image by The School of Life
誰もが心の底には不安を抱えているものです。思い出すだけでも悲しみや怒りが戻ってきて、向き合うのは辛いかもしれません。自己嫌悪になってしまう可能性もあります。だから、それに見合っただけの癒しを求めるのです。
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気分を紛らわすためにニュースを見る人もいるはず。筋トレに励む人もいれば、仕事に集中する人も。もちろん悪いことではないのだけれど、依存症と言えるのではないでしょうか。
自分が何かに頼っているかどうかが分かる方法はただひとつ。いつ誰にも邪魔されないで、自分と向き合った時間を過ごしたのかを考えてみてください。
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過去を振り返って、未来を予測してみる。ネガティブな感情に素直になってみましょう。後悔や寂しさがそこにはあるかもしれません。薬物中毒者も同じ理由からドラッグを使い始めたと説明する可能性も。
今まで依存症と考えられた人は、あなたと本質的なところでは似ているのではないでしょうか。つまり、彼らは珍しいことをしている訳ではないのです。
お互いを支え合って生きていく
Image by The School of Life
みんな似ているならば、特定の人を「薬物中毒者」だと非難するのは間違っています。セカンドチャンスは誰にだってあるはず。
僕たちがやらなければいけないことは、どうやったら何にも依存しなくてすむのか、どうしたらひとり立ちできるのかを伝えること。失うものもあるかもしれないし、恥をかくこともあるかもしれません。
だけど、弱点を支え合っていくこともできるはず。彼らを理解して、手を取り合ってみることは大切な行動のひとつなんです。