「不安になっちゃダメ」という考えじたいが間違いだった。
「プレゼンで自信をつける方法」や「リラックスして眠りにつく方法」というニュアンスの記事をたくさん目にする今日、疑問に感じることがある。「そもそも不安を感じてはいけないの?」と。
誰でも手に汗を握りながらプレゼンしたいとは思わないだろうし、寝る前に不安に襲われたくもないだろうから、言っていることはわかるのだけれど。
こんな思いに寄り添ってくれたのは、「不安に感じることはしょうがない」という「The School of Life」の言葉。動画を最後まで追っていくと、不安というものをポジティブに捉えられるようになるかもしれない。
不安になることは、
悪いことじゃない。
Image by The School of Life
不安に襲われるということは、時々、逃げているというように捉えられることがある。でも原因となっているのは、世の中の混乱や苦難などである。
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にもかかわらず、不安な気持ちを和らげたり麻痺させるという治療が推奨されている。
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通常は、普通にしていれば平穏でいられるわけで。不安感はそもそも、世の中にある狂気じみたもののせいだと言える。
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どのような時に不安になるかを考えてみると、パーティーにいる時や同僚と話している時、混雑した電車の中。このような出来事には、“恐怖”が隠れているという事実は否めない。
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19世紀のイギリス人作家ジョージ・エリオットの小説は、私たちが「不安」をリスペクトを持って解釈しなおす時の参考になるという。不安な気持ちは、私たちが対応しきれない事と向き合わなければいけない時に感じるものだという。これは間違ってはいない。
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なぜなら、社会の中で、他人を不思議に感じたり、以前は重要だったことが破壊されるという現実を目の当たりにしたり、早すぎる人生の移り変わりなどが原因として挙げられるから。
私たちは実践できていないけれど、不安というのは本来有効活用できるもの。
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にもかかわず、不安は悪いものだと決めつけているのは、この狂った世の中なのだ。不安は病気に関わるという考えが先行してしまい、賢い考えができなくなっている。
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捉え方の違いで、自分で自分を苦しませるようなことはしないように。