「先延ばし癖」をやめるために、すぐに取り組むべきこと。

去年やり残したことや、目標まで達成できないことがあるとしたら、悔やまれるのは、自分の「計画性について」が多いのではないでしょうか。そして、新年の抱負にも「タイムマネジメント」や、「計画性」の改善を挙げる人は珍しくないと思います。

今年こそ“先延ばし癖”を直すために、何をするべきなのか。それを調べてみたんですが、いろんな人のスピーチや研究結果・調査をみても

結局は、自分自身が「先延ばししない人生」を求めて、毎日意識しつづけるしかない!

という結論に至りました。そりゃそうか……。

意識をするしかないのだけれど、その意識を保つためのアイディアや、考え方は見つけることができました。少しでも抱負を実現するために、紹介します。

ステップ1.
自分の脳内で起きてることを理解する

自身が究極の先延ばし魔であることで、苦労してきたというティムさんは、何が自分の脳内で起きているのかを分析して、ブログにまとめました。その内容が多くの共感をうみ、今では有名ブロガーになっています。

動画を見てもらうのが一番わかりやすいのだけれど、簡単にまとめると、先延ばしには二種類あると彼は言います。期限があるものと、期限がないもの。

例えば、レポート提出。締め切り前夜になると「パニックモンスター」が現れ、今までの怠惰を吹き飛ばし、信じられないスピードで書き上げます。二週間で一文字も書けなかったのに、一晩で10枚以上書く状態です。

パニックモンスターが現れると、質は悪く、仕上がりも綺麗ではない成果物にはなるけれど、結果的には期限に間に合う。この場合は、まだマシなのです。

一方で、問題を抱えている人間関係の修復や、家族に会うこと、など期限のない先延ばしには、パニックモンスターは現れてくれません。ずっとそのまま、緩やかに最悪の後悔に近づいていくだけ。

「あとでやればいいや」という考えを積み重ねるほど、影響を受けるのはむしろ“期限のないものへの先延ばし癖”なのです。

ステップ2.
付箋をつかって整理する

先延ばしにしてしまう理由の一つとして、「やるべきことが多すぎて手をつけたくない」というものが挙げられます。

ぼんやりと荷が重いものに関して、人は手をつけるのが億劫になってしまいがちです。だからこそ、付箋を使って、具体的に何をしなくてはいけないのかを書き出して、さらにそのためにしなくてはいけないことも書き出して、細分化していくアクションが必要なのだそう。

着手するハードルを、どんどん低くしていくことが、効果的。目の前の小さなタスクが何か見えたら、それをパソコンやデスクに貼って意識を向けつづけましょう。

ステップ3.
とりあえず、やり始めてみる

<やるべきことを細分化する>ということ自体を、先延ばしにしてしまう人もなかにはいると思います。はい、わかります。

見えることから手をつけることで脱却するタイプと、何をすべきかわからないけど、とりあえず「やること」でスイッチを入れるタイプがいるのではないでしょうか。

一度ステップ2を試してみて、もしも続けられなそうだと感じたなら、とにかく椅子に座って、「タスクに手をつける」という意識を常に心がけてみてください。

それが、怠惰な自分にコントロールされてしまうことを防ぐ第一歩。とにかく今から動いてみよう、と自分自身に言い聞かせ続けられる自分に変わっていきましょう。

Reference:TED
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。