目にダメージを与える「10の癖」、結構やっててヒヤッ……。
家ではテレビ。電車ではスマホ。職場ではパソコン。
このように四六時中、スクリーンを見つめている生活は、この時代に多くの人が抱えている問題。
慣れてしまっているかもしれませんが、こんなに稼働させていたら、眼球疲労は溜まるばかりです。せめて“こんな癖”をなおしてくことで、目をいたわってあげましょう、と提案するのは「Little Things」のKate Taylorさん。
これがまた、日常的にやっていることばかり…!若い頃は気にかけなくても大丈夫だとケアを怠ってしまいがちですが、目と歯は、本当に大事にしすぎて損はありません。
ドイツの眼科医Augenklinik Stralsundさんのこのセリフを聞くと、目の大切さを改めて実感します。
「瞳は体の最も美しい部位であると同時に、とても重要な感覚器官です。それに、私たちが何かに対して『印象』を抱くとき、4/5は視覚が決定づけているんです」
目のためになおすべき「悪い癖」は、以下のとおり。
01.
目をこする
そろそろ花粉も飛んできて、目が痒くなりますよね。たまにこするくらいならいいんです。ただし、強くこすりすぎたり、頻繁にこすってしまうと、ずっと残ってしまう傷をつくってしまう恐れがあるとヴィジョン・アイ研究所も実証しています。
こすりすぎは、目の繊細な血管を破り、指の細菌を目に移し、血流を崩し、最終的には神経障害につながることも。さらには、角膜が薄れる可能性もあるそうなので、要注意です。
02.
画面を見ている時間が長い
画面からなかなか離れられないのが、現代。でも、可能な限りその時間を短くしてあげるのが、目にとっては一番嬉しいこと。
サンディエゴの『Clearview Eye & Laser』CenterのFeldman医師は、1日3時間以上パソコンの画面と向き合っている人は、全員コンピューター・ビジョン・シンドロームを抱えている、とOphthalmology Timesに話します。
せめて画面の明るさを調整したり、20分ごとに目を休めて、目をいたわってあげましょう。
03.
タバコを吸う
タバコは、体全体に被害を及ぼすもの。目ももちろん被害を受けるうちのひとつです。
眼科学のアメリカン・アカデミーの言い分はこれ。
タバコを吸う人は、目の真ん中の層、《ブドウ膜》に危険をさらす《ブドウ膜炎》にかかる可能性が2倍にも跳ね上がります。さらには喫煙者は、網膜にダメージを与え、失明してしまう《糖尿病性網膜症にさらされる》リスクも高いそう。
喫煙者は、こういうリスクがあることもお忘れなく。
04.
ビタミンを摂らない
総合的に健康でいるためには、健康的な食が欠かせません。
「人参は目にいい」なんて聞いたことありませんか?これはWebMD曰く、目の健康にいいとされるビタミンAが豊富に含まれているからだそう。
さらにはビタミンAのみならず、CやEも目にいいそうですよ。長期スパンで目を守っていきたいのなら、これらは十分に摂取しておきましょう。
05.
目の保護を怠る
私たちの目は、非常に繊細な器官だからこそ、ちゃんと守ってあげないといけません。
たとえば、泳いでいるとき、熱い油で調理をしているとき、芝生を刈っているとき、化学薬品や尖ったものを扱っているとき…このようなときは、十分に目を保護してあげましょう。
06.
古いコンタクトレンズを使い回す
コンタクトレンズの種類がなんであろうと、処方箋に記された時間を超えての使用は控えましょう。
アリゾナ・レチナール・スペシャリストによると、規定の時間を超えて使用していると痛みが生じたり、視界がぼやけたり、充血したり、血管が必要以上に膨らんでしまったり、目の角膜潰瘍が生じたり…とリスクがたくさん。
規定の時間を迎えたら外すことで、これらの症状を防ぎましょう。
07.
サングラスをかけない
太陽を直視しちゃいけないことは、すでにご存知でしょう。でも、実際夏に目に気を使ってサングラスを使用する人って、あまり多くないように思います。
太陽のUV光線を浴びすぎてしまうと、白内障やガンになる恐れがある、とアメリカン・アカデミー眼科学は忠告します。
長時間外出する際には、サングラスの着用して目を守ってあげましょう。
08.
古いアイコスメを使用する
あんなにとんがったものを、目に近づけるなんて"危険"としか思えませんが、女性である限り、完全には避けて通れない道。
メイク自体にはそこまで問題ないそう。ただし、古い化粧品を使うのはタブー。
ロチェスター大学のメディカルセンター曰く、アイコスメで失明した人もいるそうですよ。まつげにつけるマスカラなんかは、ときを経て菌をかき集めてしまうため、古ければ古いほど汚いということを忘れないで。
09.
眼科の定期検診を受けない
そもそも眼科に行ったことがない人も多いのでは?
たしかに特に問題がない限り、眼科に行く必要なんてないと思ってしまいますよね。ですが、どんな体の部位とも同じように、やっぱり定期検診を受けて損はなしです。
検診頻度は、年齢によって異なるでしょう。 Prevent Blindness(失明を防ぐ協会)は、65歳以下なら2〜4年に1回、65歳以上なら1〜2年に1回を推奨しています。
10.
すぐ目薬に頼ってしまう
ドライアイや充血には目薬が効きますが、そればかりに頼っているのも良いとは言えません。使いすぎは体内吸収につながるため目に悪い、とClinical Ophthalmologyが発行する調査にも記しています。
どんな目薬を使用していようと、片目に点滴するのは1回までに抑えるのが基本です。それ以上必要な場合は、一度眼科に行って診てもらいましょう。
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