知ってしまったら使いたくなる日本語 弐

未知の言葉や表現に出会ったとき、まずは知らないことを恥じます。そして、その意味を知ると、「ちゃんと自分のものにして、いつかどこかで使ってやるぞ」って思うんです。

前回、そんな日本語を集めてみたところ、意外にも多くの反響をいただきました。次はこの言葉を調べて!というリクエストもいただいたので、第弐弾をお届けします。

縁【えにし】

●意味
えん。ゆかり。多く男女間についていう。

●使い方
まさか、銀座の雑踏で貴女と再会するとはね。前に会ったのは、貴女のお店だったよね。これもなにかのだ。付き合おう。

縁という字を“えん”と読むのは一般的ですよね。“えん”であれば、その意味は「そのようになるめぐりあわせ。関係を作るきっかけ。血縁的、家族的なつながり」など、私たちが日常的に使うものになります。

しかし、この言葉を“えにし”と読んだ瞬間に、それは一気に男女間のものになるのですって。私は今回、初めて知りました。これは意図的に使い分けるべき読み方ですね。気になる男性に“えにし”と言われたら、それは恋の始まり…かも。


同じ単語なのにも関わらず、読み方が変わるだけで意味が増える、そんな言語って、もしかしたら日本語だけなのではないでしょうか。(もし他の言語でもあったら教えてください!)

引き続き、“知ってしまったら使いたくなる日本語”を募集中です。コメントなどで是非ともご教授くださいね。みなさんの代わりに調べて使ってみます。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。