知ってしまったら、なんか使いたくなる「日本語」10選

知っているようで、よく知らない。
よく使っていたけど、意味を勘違いしていた。
そもそも、聞いたことがない。

日本語には、まだまだたくさんの「知ってしまったら、なんか使いたくなる言葉」があります。

もちろん「昔から使っていたし、正しく意味も理解していた」ならOK。
この記事のなかにひとつでも「へぇ〜」と思う日本語や語源があったら、ぜひ記憶にとどめて、ここぞというタイミングで使ってみてくださいね。

01.
ご自愛ください【ご-じあい-ください】

●意味
「自愛」は病気などしないよう、自分や自分の体を大切にすること。「ご自愛ください」とすると、ビジネス上での手紙やメールの結びの言葉として、相手の体調を気遣う言葉として使われる。男女問わず、目上の人に対しても使うことができる。

●使い方
桜も咲き誇り暖かくなってまいりましたが、朝晩はまだ冷えますのでくれぐれもご自愛ください

メールなどにサラッと書きたい、相手を体調を気遣う言葉。ちなみに “自愛”という言葉には “体” という意味も含まれているので、「お体ご自愛ください」だと意味が重複してしまい誤用になるそうですよ。
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02.
好好爺・好々爺【こうこうや】

●意味
気のいいおじいさん。善意にあふれた老人。

●使い方
おとなりの小嶋さんちのおじいちゃんに、ちょっとエッチなDVDをもらったよ。本当に好々爺だね。

まずはその読み方につまづきそうなこちら。決して「すきすきじじい」などと読まないようにご注意を! 人生の先輩に敬意を払う、とても素敵な意味を持った日本語なんです。
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03.
深窓の令嬢【しんそう-の-れいじょう】

●意味
身分の高い家に生まれ、大切に育てられた女子を意味する表現。

●使い方
え、『よっちゃんイカ』を食べたことがないって?あなた、深窓の令嬢だったんだね。

「箱入り娘」よりもさらに視覚的で、具体的な映像が浮かぶようなこの言葉。日常生活で使う機会は少ないかもしれませんが、読書家の印象を焼き付けられるかも?
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04.
よしんば【よしんば】

●意味
(多く下に逆接の仮定条件を伴う)話し手が肯定しがたい、極端な事態を仮に想定するさま。たとえそうであったとしても。かりに。

●使い方
今になって企画変更なんて横暴です。よしんば取り繕えたとしても、その企画はおもしろくないです。

否定のニュアンスを含む言葉なのに、どこかマイルドに、かつ知的に議論が展開できそうなこちらの言葉。ここぞという会議のタイミングで使ってみる?
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05.
縁【えにし】

●意味
えん。ゆかり。多く男女間についていう。

●使い方
まさか、銀座の雑踏で貴女と再会するとはね。前に会ったのは、貴女のお店だったよね。これもなにかのだ。付き合おう。

“えん” と読むと「そのようになるめぐりあわせ。関係を作るきっかけ。血縁的、家族的なつながり」など、私たちが日常的に使っている意味になる一方、“えにし” と読んだ瞬間に男女間のものになる……って知ってた?
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06.
手練手管【てれんてくだ】

●意味
人を騙す手段。思うままに人を操り騙す方法や技術のこと。あの手この手と、巧みに人を騙す手段や方法。

●使い方
「新入社員の彼、早速、先輩の手練手管に翻弄されてるみたいだよ。あっという間に付き合うことになったって」

この日本語の語源は、吉原などの花魁や遊女のテクニックにあるのだとか。遊女が客を本気にさせる(お金を使わせる)ために、あの手この手を使って自分に夢中にさせる、という技術を意味していたそうですよ。
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07.
慮る【おもんぱか-る】

●意味
周囲の状況などをよくよく考える。熟慮する。

●使い方
クライアントは問題を解決したいってことですよね。それを慮って、最善の策を講じましょう。

その言葉の響きから、まさに “覚えたら使いたくなる” 言葉のひとつ。相手や自分を含めた周囲の状況を冷静に見極める、といった意味合いが強いようです。
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08.
忖度【そんたく】

●意味
他人の気持ちや心を推し量ること。

●使い方
指示は受けていません。上司の考えを忖度しました。

上の「慮る」と似たようなイメージですが、思いをはせる対象に違いがあるようです。「慮る」が環境や状況などの外的要因に対し、「忖度」は相手の考えという目に見えないものなのだとか。
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09.
カマトト【かまとと】

●意味
知っているのに知らないフリをすること。ウブなフリをすること。

●使い方
不倫のどこがいけないんだなんて、カマトトぶりやがって。この泥棒猫が!

諸説あるものの、この言葉の語源も遊郭にあるそうです。“カマトト” の “カマ” は「蒲鉾」、“トト” は「魚」の幼児語だというのです。遊女たちが自分がウブだとか世間知らずであることを売りにする手段として、「蒲鉾はトトからできてるの?」とわざとらしく聞いたのがはじまりだとか……。
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10.
独り言ちた【ひと-り-ご-ちた】

●意味
ひとりごとを言う。独言する。呟く。

●使い方
彼のスマホに表示されているお母さんとの2ショット写真を見て、「私、彼のこと、何も知らなかったんだ」と独り言ちた

一見、誤字だと思う人もいるかもしれませんが、れっきとした日本語です(少々古めかしい言葉ではありますが……)。「ひとりごとを言った」でも意味は同じなのですが、こちらのほうがどこか情緒的な日本語に感じられませんか?
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