アメリカのちょっとダラしないお父さんたちを見て

通勤中、ベビーカーを押しながらスーツ姿で歩いていたり、子どもの手をつないで幼稚園までお見送りしたりするお父さんの姿を見ることがあります。どちらも、表情を見ると嬉しそうで、「子育てがんばってます!」というよりは、自分もつかの間の朝の時間を、散歩しながら楽しんでいるといった感じ。

ひと昔前までは、「男性も育児を!」などと言われていたけれど、今では日常の一部として目にするようになりました。それは、他国でもおんなじこと。例えばこんな風に。

© Giedre Gomes
© Giedre Gomes
© Giedre Gomes

被写体となっているお父さんに共通しているのは、子どもの面倒を見つつ、ちゃっかり自分もやりたいことや趣味を満喫していること。

育児は、「やらなきゃ」と意気込むとストレスに感じてしまうかもしれないけれど、このように自然体で子どもと一緒にいられるお父さんって良いなって思いました。決して完璧ではないその姿に、親近感を感じてしまうんですよね。

ちなみに、どうして突然この話題かと言うと、きょう6月17日は「父の日」だから。アメリカを拠点とするフォトグラファーで、旦那や友人、近所の子持ち男性を撮影しているGiedre Gomesさんの写真を紹介しつつ、今のリアルなお父さん像をフィーチャーしようというわけです。

© Giedre Gomes
© Giedre Gomes
© Giedre Gomes
© Giedre Gomes

撮影を通して、さまざまなお父さんを見ているGiedreさんですが、彼女の一言に強く共感。

「世の中、良いお父さんも悪いお父さんもいないと思うんです。彼らは、自分ができる範囲で一生懸命やっているんですから。子どもたちをちゃんと愛してさえいれば、私には、誰もがすばらしいお父さんに見えます」

お父さん、いつもありがとう。普段は話さないけれど、そう伝えたくなっちゃいました。

Top photo: © Giedre Gomes
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