ナイジェリアの「水に浮かぶ学校」

アフリカの中でも特に経済成長が著しいナイジェリア。首都ラゴスには欧米に劣らない高層ビルが立ち並ぶような場所もあり、ここを訪れた人々は「良い意味で期待を裏切られた」と口を揃えて言うそうです。

ですが、ラゴスでは貧富の差が広がり続けているという一面も。10万人以上が密集して暮らしていると考えられる、ラゴスにある水上スラム街「マココ」は特に有名です。ここでは道路などのインフラが整っておらず、移動はカヌーが基本。雨が降れば、すぐに洪水となり家は浸水。子どもたちは思うように学校に通えないこともあるそう。

こんな状況に目をつけ、改善策を考えたのがオランダに拠点をおく建築デザイン事務所「NLÉ」。彼らは洪水にも負けないデザインの学校「Makoko Floating School」を建設しました。マココでは珍しい水に浮かぶ建築物。どれだけ水位が上がっても、浸水せずに快適な空間を保てるというわけです。

地元民からの「Makoko Floating School」の評判は良く、「NLÉ」は同じような建築で家なども増やしていく予定とのこと。

Top image: © 2018 NLÉ
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。