お酒のつまみに……「ピエール・エルメ」のカツオ!?

ワインの連載を抱えてるくらいなんで、お酒が大好きな辛党です。ですが、「スイーツ男子のはしり」と自称するほど甘いものに目がない甘党の中年でもあります。

そんな私の心を、“パティスリー界のピカソ”と称賛されるピエール・エルメさんがやってくれました。がっつりハートと胃袋を掴んでくれたのが<Made in ピエール・エルメ>の缶詰。これ、酒のアテに最高です。

©2018 TABI LABO

おいおい、ピエール・エルメってマカロン人気に火をつけたパティスリーだろ?なんて声も聞こえてきそうですが、丸の内仲通りの二重橋スクエアに11月8日オープンした<Made in ピエール・エルメ 丸の内>は、これまでとちょっと違う新ブランド第一号店。日本の素晴らしいものを丸の内から発信するというコンセプトショップです。そこで見つけたのがこの缶詰。

中身は、カツオと地鶏の食材をそれぞれふたつの味わいで仕上げた全4種。どれも、きれいにお皿に盛ったら絶品の前菜に即変身!ってくらいのデキ。変に濃い味だったり、塩味が強かったりもしない上品さです。

というのも、この缶詰をピエール・エルメと組んで製造した「黒潮町缶詰製作所」は、普段の食事でも楽しめる備蓄食品に長けたメーカーさん。災害に遭ったとき、誰もが食べられるように7大アレルゲン不使用というこだわりがあります。そして、子どもでもお年寄りでも、老若男女が「おいしい」と食べられなくては、防災で活躍できる食品にならないと考えてつくられています。これらを苦心してできあがったこの缶詰は、言うなれば“ピエール・エルメの防災食品”ってところ。

と、まあ、いろいろ考えてくれているみたいですが、防災時じゃなくても「いま食べたい!」が本音。個人的な意見ですが、倉庫に備蓄しておくのに我慢が必要な缶詰ですよ。
そんな食道楽を苦しめる一品と、スイーツの名店で出会ってしまったというわけ。

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©Made in ピエール・エルメ 丸の内
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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。