フィラデルフィアでは
「現金お断り」すると条例違反!

アメリカのフィラデルフィアで、「現金お断り」のお店が禁止される条例が可決されました。施行される7月1日以降は、現金を利用できないお店は、最大2000ドル(約22万円)の罰金が課せられるようになります。

キャッシュレス化は、韓国や中国、カナダをはじめとした世界各国で進んでいます。アメリカも例外ではなく、2018年1月にシアトルに1号店がオープンした「Amazon Go」は、キャッシュレスでレジのない無人ストアとして話題を呼んでいるほど。

とはいえ、フィラデルフィアは時代に逆行しようというワケではありません。背景にはクレジットカードや銀行口座を持っていない貧困層に対する配慮があるそうです。

お店にとっては防犯対策や現金管理の手間がかかりますが、生活に困る市民がいる以上、議会としては「待った」と言うしかありません。

コストコなどの会員制のお店は、例外的にキャッシュレスが認められるそうです。この条例、ローカルなもので終わらず、他の都市でも同様に導入が検討されています。

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