価格交渉も、現金取引もない「シェアアプリ」が登場!

不用品の効率的な流通により、ムダのない持続可能な社会へ——。

今、私たちが生きているこの世界は、未来に向けていくつもの不安を抱えている。そのなかでも“資源の枯渇”は、もっとも大きな脅威だろう。

「限りある資源を有効に」という合言葉は巷に溢れているにも関わらず、日本では毎年7兆円以上の不用品が生み出され、活用もされずに眠っているといわれている。

そんな状況に危機感を抱いた「DADA株式会社」により開発されたのが、不用品シェアリングサービス「Ageru」。価格交渉も、現金取引もない。「売りません、タダで贈ります!」をコンセプトに、自分では価値がないと思っている資産を流通させることが狙いだ。

もちろん、既存のフリマサービスによって、多くの不用品が再流通されるようになってはいる。しかし「モノに対する価値(価格)の認知のズレ」や「価格交渉、梱包の気配り、アフタートラブル対応」などに対する精神的な負担がネックとなっており、いまだに多くのモノが充分に流通することなく処分されているというのが同社の認識。

国際的に「SDGs」という概念が提唱され、「持続可能な生産と消費」というキーワードが浸透し始めているものの、目標をしっかりと実現するためには、こうしたサービスを通じて、私たち一人ひとりが主体的にアクションを起こしていかなければならないだろう。

© DADA
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